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  • オーガニックな在り方デザイン・畑で考え学ぶサロンを通じて巡り逢った仲間たちが織りなす世界観

土に触れる効果効能~動かない植物が教えてくれること~

”天地(あめつち)のお恵みと
これを作られた方のご愛念を感謝して(料理させて)いただきます。
この食べものが私たちのからだの中に入って、
自他ともにお役に立ちますように。
いただきます(ありがとうございます)。”


※岡山のWaRaの散歩道

岡山にあるお宿『WaRa』のオーナーで
師でもある自然食料理人の船越康弘さんのことば。
私がプロデュースを手掛けた、きせきの食卓のキッチンにも書いてあります。
食を仕事にするに至ったのも、船越さんとの出会いがあったから。

”オーガニックだ、有機無農薬だ、とカラダに入れるものを選びながら、
合成洗剤を使い、シャンプーは界面活性剤の入ったものを使う。
出すもので環境を汚しておいて、入れるものだけオーガニック、有機だ無農薬だというのは、
健康食でも何でもない、ただのワガママ食、身勝手食です”

おっしゃる通り!

”暗い顔して、カラダにいいんだって、黒い玄米に黒いゴマ塩かけて食べたって、
美味しくない。楽しくない。
そんなの消化酵素も働かなくて、吸収できないから、栄養にならない。
そんなんだったら、最高のシチュエーションで、最高のお相手と食べる
Mドナルドのハンバーガーの方がよっぽどカラダにいいんです!”

と肚落ち感しかない痛快なお話。

正しさを振りかざすことなく、
全てに愛をもって、全身全霊で応えてくださる。
食の自給・医療の自給・エネルギーの自給を目指して、
どんどん実現し、惜しみなく分け与える。
言ってることとやってることが、これほどまでに一致している人を見たことがない。

人との出会いも、ことばや本との出会いも、
寸分くるわずもたらされる。
船越さんは”食べもの変えると人生変わる!”とおっしゃるのだけど、
本当に変わります。


※きせきの食卓でお料理教室をしていただいた後に、船越さんと奥様のかおりさんと。

都心(?)に住んでいると、食料の自給は夢のまた夢。
でも、ゼロのまま諦めるのではなく、
家庭菜園でも、食の全てを人任せにしないしない姿勢を大切にしたいし、
何より、植物(それが食物になるならなおさら)を育てるのって楽しい!


※ハタサロ My soilで小松菜を収穫

畑で考え学ぶサロン(ハタサロ)に通って半年、
植物が暮らしに根付く豊かさを、
土を通して語らう仲間がいるここちよさを、
人としての営みの原点に、
戻るとは言わないまでも、
寄せていけているという充足感を、
一人でも多くの方に体感してほしいし、共有していきたいなと思うのです。
やったことある氣になってやらないのも、
すぐ枯らしちゃうからって、トライしないのも、
もったいない!!

食べるものを育ててみたら、
自分のいのちの成り立ちに思いを馳せることになり、
すべての命につながって、
今ここにあることに、感謝しかないなっていう心もちになりました。
植物は自分じゃ動かない。(動けない)
その植物を氣にかける時間ができるだけで、
思うように行かない毎日なんて幻想というか、甘えで、
自由に動けるクセに、してないだけなんじゃないかな・・・
なんてことにも氣付けたりする。
人に言われたらきっとカチンとくるけど、
植物に氣付かされると、納得してしまう。

土に触れる効果効能。
人それぞれだとは思うけど、絶大です!


※ハッセコーチに家庭菜園用にした庭をみていただきました

次回11月13日土曜日のハタサロ学びの日はオープンデーです!どなたでも見学できます!詳しくはコチラ

投稿者プロフィール

岩田真理子
岩田真理子
国際線乗務員経験を経て、人財育成の会社を設立。
多くの研修・コーチング提供し、自身の体調も含め、食事の在り方、大切さを痛感。
師、船越康弘氏と出会い、”食を通じて社会に貢献したい”と思っていたことろに、結婚出産を経験。生後間もない娘を抱っこしながら、夫の新規事業のオーガニックカフェレストラン”きせきの食卓”のコンセプト、週ごとに変わるメニュー開発を担当。
現在は、子育てに軸足を置きつつ、講師活動も再開。
人としての日々の在り方、暮らしの哲学を研鑽中。

子どもの頃の夢は全部かないました。CAも先生も、ママになることも。
だからこそ、次世代にも、その次以降の世代にも恥ずかしくない選択をしてゆきたくハタサロの一期生に一番乗りしました。
テーマは『倖ばしい暮らし』
好きなことばは『すべて大丈夫』

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