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たねは買うものでなく繋ぐもの。食の原点である”土”へ思いを巡らせる農ライフ。

はじまりの「たね」

 

食べたもので体はできている”とよく言われます。

私は幼い頃からアトピーやアレルギーを持っていました。
対処の知識もあまりない頃で、治療といったらステロイドという塗り薬で
症状を抑えるぐらい。
とくに「食」へのこだわりは無い家庭に育ちました。

アレルギー体質なのもあったのでしょうか。
高校生くらいから、自分は食べ物からの影響を受けやすいのかもしれない
という自覚があって、なんとなく「食」の大切さは感じていました。
その時は小さな気づきでしたが、子どもが生まれ、日々の暮らしていく中で
改めてその大切さを感じるようになりました。

「食」に関心を持つようになってから、『たね』は私にとって遭遇する度に
ご縁を感じずにはいられない気になる言葉です。

そのきっかけとなったのが、2013年に森ノオト主催で上映された
『よみがえりのレシピ』でした。

 

 

その土地で種を繋いで、大事に育てられている在来作物がテーマの
ドキュメンタリーです。
たねは買うものという意識から、本来は繋ぐものいうことに気づかさせて
くれました。

 

「たね」を繋ぐ

マガジンのタイトル、たね*to-wa

to-wa」には
たね」-「とは?」という問いかけだったり、
永遠」-「とわ」-「と輪
輪のように循環して永遠に繋いでいきたいという思いを込めました。

小さな一粒だけど、生命が宿っていて、その「根源」なのかと思うと
神秘的なものを感じます。
『たね』を蒔いて、育てる。
やがては実り、できた『たね』をまた繋いでいく。

 

 

転機

今は子育てや家事に追われる日々ですが、学生時代は服飾の専門学校に
通っていて、葬儀用のフォーマルバックのデザインの仕事を経て、
鞄や小物作家として10年以上活動していました。

東京でのアートの活動は、人も物もアイデアやインスピレーションを刺激する
物に溢れていて、私の物づくりや暮らしの中のデザインの原点になっています。
当時は若さで多少の無理はきくだろうと、食や体を整えることは二の次の生活
を送っていました。

それが今に至るきっかけは、結婚して子供が生まれたこと。
そして娘がアトピーと、食物アレルギーを持っていたことでした。

搔き壊した手足を包帯でぐるぐる巻きの状態で幼稚園に通い、毎日痒みで
帰ってきて遊んだ記憶はほぼありません。
お風呂の湯舟には一年くらいずっと浸かれなかったという、長女の過酷な
脱ステロイドの経験。

さらに次女にも食物アレルギーがあり、食や体のこと、
気になる講座は、子どもを抱えて学びに出掛けました。

実家暮らしで親任せにしてきたことを、自分で選ぶようになって
今まで意識したことが無かった「食の安全」に対して、
なんで安心が当たり前ではないんだろう?
不安や疑問、そして憤りを強く感じました。

「安心で豊かに暮らせる世の中を創って、子どもたちに残したい」
子育てを機に、私の世界も広がりました。

 

原点に還る

人間が都合の良さや便利さを優先してきた歪みが、心や体、環境に様々な
影響を及ぼしていると実感した今、「食」や「セルフケア」を見直すのは
もちろん必要なことだけど、もはやそれだけでは皆が豊かに暮らすのは
難しいのでは?と考えるようになりました。

「食」の原点である『土』まで思いをめぐらせること。
人間も『』も、そして野菜も、本来持っている力を生かして育てていく
ことが大切なのではないかと感じています。

 

昨年の夏、友人の純さんがしゃむさんと始めたうっつぁこ畑
(石巻の方言で「うちにおいでよ!」という意味)

猛暑の中、ジャングルのように茂った植物を刈り、以前使われていたと
思われるビニールやプラスチックのゴミを土や海に還さないように、
一つひとつ手作業で取り除き、土づくりから始めた畑。

 

 

 

敢えて耕運機を使わず、手作業でプラスチックごみを仕分け

自然の力を生かす自然農にこだわるこの畑には、地球や野菜、関わる人たち
への想いや愛情が沢山詰まっていて、循環しています。
何度かおじゃましましたが、その日出会った方とお喋りしながらの作業時間
(野しゃべり時間)は本当に充実したひとときでした。

 

畑で考え学ぶサロン

長い時間かけて「食」から『土』と『たね』に繋がり、
原点に還るのがやっぱり大事だなというところに思い至ったタイミングで
出逢えたのが、畑で考え学ぶサロン、ハタサロでした。

*学びのキーワードが『』と『』だったこと。
*「農」を通して土から地球環境の再生を考えていること。
*理論で終わらせない、家庭で実践できること。

全てが私の思いとピタリとはまりました。

「農」について学びたい。
でも、農家を目指しているわけではない一主婦です。
「土」や土を育む「農」の大切さを学んで、より多くの人に知って貰いたい。
地球にも体にも優しい農業を応援したい。
身近に興味を持って、実践する人を増やして、環境を良くしたい。

そんな想いで参加を決めました。

 

農 x ライフ

「農業」となるとなんだか敷居が高い感じがしませんか?
今「農」に求めるものも多様化しているように感じます。

このサロンに集まったメンバーは、職業や経歴も様々。
そんなメンバーが沢山の経験を経て、行き着いたのが「農」であることに
やはり「農」に人間がこれからを生き抜くためのヒントがあるのではないか?
とこれからの可能性を感じずにはいられません。

いよいよ4月からスタートするハタサロ
メンバーの方々と共に学び、それぞれの農 x ライフをシェアすることで、
何が生み出されるのか?
今からとても楽しみです。

 

投稿者プロフィール

末田千鶴
末田千鶴
台所(食)から循環する暮らしをデザインする【 tane*to wa 】主宰。

日々の雑貨・小物デザイン&製作。
腸キッチン学アドバイザー。

自身や子どものアトピーやアレルギーをきっかけに、食のこと・体のこと
に関心を持ち、東洋医学や腸キッチン学を学ぶ。
「人が豊かに暮らすには?」を探求する中で、「土」や「日々の暮らし」の大切さに気づく。

キーワードは『台所』と『五感』
日々の暮らしでできることをモットーに、コツコツと
”自身の心と体。そして土を育む暮らし” の種を蒔きます。

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