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レポートしたくなるほどに。はじめの学びで魅了されたハタサロのコンセプトとは?

お天気も良く、春らしいポカポカ陽気の中、
畑で学び分かち合う畑サロン、”ハタサロ”の第一回目が開催されました。

オーガナイザーの塚本サイコさんと、ハッセコーチコーチこと長谷川農園園主、長谷川晃さんの

   ”【土】を地球と分かち合う野菜づくり”。
   ”耕さない畑で環境を良くする”
   ”家庭菜園で実践する仲間づくり”

をテーマに掲げた講座のもとに、経歴も様々な30代から60代までの男女11名が集まり、これから一年間共に学んでいきます。

最年長のトッシーこと石川敏之さんは会社を早期退職し、今では自身で興した『ゆっくり農縁』農園主!ハタサロにはアンバサダー的な参加者です。

メンバーの半数は都内から参加の女性たち。それぞれに素敵なキャリアをお持ちです。青空の下、畑での瞑想タイムを試みました。

ひと月前に下見に訪れた時のハタケ基地は、
ハタサロの準備のためのシートで覆われており、少し殺風景にすら思えたのですが、
季節がめぐって一変したハタケ基地には、背の高さくらいの菜の花が綺麗に咲いていて、春らしい風景。
畑の風景はひと月でこんなに変わるんだなと驚きました。
菜の花を摘んで味わってみたりしながら、これから野菜を育てていく畑を巡りました。
そう、今回ハタサロのためにわざわざ出荷ベースの圃場とは別の畑スペースを
ハッセコーチが用意してくださっていて、それを私たちはハタケ基地と呼んで親しんでいます。

ランチタイムには、畑の恵みをシェアする”畑の糧めし”を皆で頂きます。

ハッセコーチの出荷用の圃場から採れたてのレタスのサラダと
ハタケ基地一面の菜の花を摘んでのおかゆ。
レタスサラダには、塩、オリーブオイル、レモンのみ。
おかゆは、塩とお好みで地元の津久井在来大豆で作られた草子農園のお味噌で。
素材を生かしたシンプルな調理で頂きます。
獲れたての野菜を畑で頂ける贅沢に、心もお腹も満たされるひとときでした。

ちなみに今回の食材の調達は私がとても信頼している
ベジフルフラワートゥーシェ八百屋さんから購入。
こちらトゥーシェ八百屋さんではハッセコーチのお野菜も扱っているのです。

お腹も満たされたメンバー。

瞑想で、大地や空気を目一杯感じてから、いよいよ畑作業。

この日の学びは、

*種採り
*新聞でポット作り
*種の直蒔き
*ポット蒔き
*苗の定植
*鉢上げ
*間引き
*肥料になる&土を覆うため草刈りと敷き草

土に還る新聞紙のポットづくり

モロヘイヤとオクラの種取り

刈った草は緑肥や土を覆うために使われる

一人一つの作業をハッセコーチからレクチャーを受けて、その内容を責任を持って次の人に伝えていきます。
まるで伝言ゲームのよう。
これをローテーションしていくことで、一人づつ全ての作業を一通り体験できます。
これにはハッセコーチ自らの体験を活かした工夫がされています。

”聞いて伝えるまでがインプット”

学んだことを、いざ「やってみよう!」とやってみるとできないなんてことはありませんか?
私はあります。
サロンでは、「体験・感じること」を超えた実践までを一緒に体現したいという想いがあります。
実践するまでのプロセスを大事に考えていて、実際に一人ひとり苗や種を蒔いたポットを持ち帰り、観察し育てます。
体験だけでは終わらせない。実践できる力を養います。
(※学びの内容は来期から変更となる可能性が御座います、詳しくは見学時等にご確認ください。)

このハタサロに集まったメンバーは、
仕事の忙しさに体調を壊したことがきっかけで、ライフスタイルに着目した人。
東日本震災を機に、食や農業の大切さに気づきライフスタイルをチェンジした人。
子育てや人との関わりをきっかけに、食の大切さに気付いた人。
海外生活の経験から環境を考えるようになった人。
宇宙、環境、テクノロジー分野が好きで、沢山のアンテナを持った知識豊富な人。
植物と体の繋がりを大切に、ライフスタイルに取り入れている人。
大地や自然に満たされ、そのことの大切さを伝えたい人。

それぞれきっかけは違うけれど、農業や土にふれることの大切さに気いて、環境を良くしていきたいという思っている人たち。
土や環境を大事に考えているという想いは繋がっているように感じました。

だからこそ、ハタサロのテーマである
“耕さない畑って?”
“環境を良くする農業って?”
に関心を抱き、参加を決めたのだなと思います。
そして今回参加したメンバーの、『農業』に必要性を感じつつ、生業にということに囚われないスタイルで、

「農業」と共にあるライフスタイルを実現したい。
「農業」の大切さを体験を通してシェアしたい。

という声からも、”家庭菜園で”というテーマが、これからの『農業』を考えるのに、とても大事なキーワードになりそうだなと感じました。

この講座でなぜ家庭菜園をテーマに掲げたのか?
気になる”耕さない畑”について、これから学びを深めていきたいと思います。

 

投稿者プロフィール

末田千鶴
末田千鶴
台所(食)から循環する暮らしをデザインする【 tane*to wa 】主宰。

日々の雑貨・小物デザイン&製作。
腸キッチン学アドバイザー。

自身や子どものアトピーやアレルギーをきっかけに、食のこと・体のこと
に関心を持ち、東洋医学や腸キッチン学を学ぶ。
「人が豊かに暮らすには?」を探求する中で、「土」や「日々の暮らし」の大切さに気づく。

キーワードは『台所』と『五感』
日々の暮らしでできることをモットーに、コツコツと
”自身の心と体。そして土を育む暮らし” の種を蒔きます。

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