感情と向き合い改善した過敏性腸症候群。その学びからセラピストの道へ。

  1. バッチフラワーレメディという、お花から作られたエッセンスを使った自然療法がある。

~バッチフラワーレメディとは~
英国・医学博士 エドワード・バッチが、健康とは、肉体的要因よりも、不安や落胆・悲しみなど、心理的な不安定によって損なわれる事に着目。
人々の様々な感情に作用する野生植物を研究して、自ら臨床してエッセンスを完成させた。

自分のマイナスの感情と向き合いつつ、プラスの部分を見つけながらセッションをして、エッセンスボトルを作る。

約2~3週間の期間、エッセンスボトルから2~4滴、1日4回摂取する。
これを私はコミット(意識を向ける・宣言する)だと考えている。
クライアントが自分の為に、変わりたいと考えるだけでなく、行動を続けていくこと。

ここでの私の役目は、話を聞いて整理する事である。
感情と、実際に起きている現実。
そこを冷静に切り分けていく。
客観的に、話を聞く事によって、どんな事が必要か?
一緒に導き出していく。

こういった仕事を 私が選んだ理由は、「本当の自分が分からない。」
そう悩んでいた期間が長かったからだと思う。

私が高校3年生のとき、過敏性腸症候群と診断された。
それまでも、毎時間ごとにトイレに行っておかないと怖い。
そんな日常が数年間あった。

当時、私に出ていた症状はお腹を下す事。
それも毎日。決まって朝。
帰りは大丈夫なのに、授業が終われば平気なのに。
進学はあきらめ、トイレに自由に行ける事務の仕事を選び就職をした。

この症状が、自分になぜ起きているのか?
本当に分からなかった。

コミュニケーションが極端に下手だとも思っていない。
上司からも可愛がられていたし、言いたい事も言えていた。
仕事も、女性という立場で、とくに出世は考えていない。

だから、自分にこの仕事は合っていると思っていた。
この環境しか、正解がないとも感じていた。

体調が好転する事は、無かったというのに…。

記憶を辿れば、片道電車で1時間の通勤。
毎日、お腹が痛くなれば、駅を降りる。
2回、3回降りて、会社に着く。
移動が怖くなっていった。
けれど、相変わらず自分には、何も問題ないと思っていた。

ここで必要なのは、
業務や人間関係がスムーズだったという現実とともに
通勤が苦しいという「感情」を認めること。
自分にとって安心とは何か?
そこから、解決策を探るという冷静な目線が必要だった。

当時の私は、
苦しい、誰も理解してくれない。
誰かに分かって欲しい。
誰か、解決方法を教えて欲しい。
と外側ばかりに答えを求めていた。

そして、通勤時にパニックになりそうな経験をした私は、限界を感じて会社員生活を終えた。
その当時アロマテラピーと出会う。
答えが見つかるかもしれないと、解剖生理学が必須のIFA認定アロマセラピストのスクールを選び、自分の身体に起きている事の理由を知ろうと学び始めた。

けれど、精油の薬効は、対処療法という位置づけにしかならなかった。
それでも、自然療法の世界で、ずいぶん視点が広がり、症状は落ち着いていった。
長年飲み続けた下痢止め、整腸剤は、漢方薬に変えた事で、毎日服用する事が無くなり、
通勤の苦しみからも解放されて、安堵していた。

仕事をやめて初めて、無理していた事に気づけた。
それでも、「なぜ?お腹が下るのか」答えは分かっていなかった。

そして、視点を広げるきっかけになったのは、子育てだった。

子育てが始まってから、お腹の状態が悪いと、絶望した気分に襲われるようになったからだ。
私はママという立場で、子どもを守らなければならないのに。
下せば、絶望した気分になり、自分の都合でトイレに走れないという事も怖かった。

「どうして治らないのだろう?」「本当にもうやだ。」
そんな気持ちで、押しつぶされそうになっていった。

そんなある日、一人の女性の元へカウンセリングに行くことにした。
彼女は、自然療法を学んだセラピストだった。

ここが私の分岐点になった。

「どうしたの?」
「いつから、症状があるの?」
「その時、何かあった?」
「その時、どんな感情だった?」

誰にも言われた事のない言葉だった。

私の症状は、ただの下痢で、そのうち治るとか、考えすぎだよとか、気にしなくていいよとか。
そんな言葉でしか表現されず、それ以上でもそれ以下でも無かったのだ。

「どうしたの?」
なんて、聞いてもらえた事がなかった私は、その日から、「どうして?」を考えるようになった。
自分の現在の感情や、過去の出来事、本当はもっと自分を愛さなければならなかった事など、さまざまなことを学んだ。

素直になれば、聞いてくれる人がいて、拗れた表現をすれば、相手も同じような気持ちになる。
たいした事ないって思っていた事が、大泣きする程、実はつらかった。
ただ泣けなかった自分がいたことに気づく。

分岐点となったカウンセリングから、約4年間、私は自分と向き合う時間を持ち続けた。
そして今がある。

時々、「なんで、分かってくれないの?」が顔を出す事もある。
こういう時、本当に必要なのは自分とコミュニケーションを取ることだ。

自分は今どんな気持ちか?
このままの自分でいいのか?

私にとって過敏性腸症候群は、苦しみが多い分、客観的な視点を持つことを教えてくれた大切な症状だと感謝している。
相変わらず、下すのは嫌なんだけど、それでも、自分に寄り添う事を覚えた私は、そういう時こそ内側に問いかける。そうすれば絶望しない。

きっかけや過程、目指す未来は、人それぞれだ。
クライアントが外側でなく、自分とコミュニケーションをとれるように、一緒に導き出す仕事を私は選んだ。

気づきが自分へのギフトになっていく。

それを描ける力を、きっと持っている。
それが、人だ。
そう信じている。

投稿者プロフィール

安藤裕美
安藤裕美
東京・八王子にて自宅サロン「KOKO」を運営。
【アロマテラピー、ロミロミ、ホットストーン、バッチフラワーレメディ、頭蓋骨調整、整体、マタニティケア】
身体も思考のどちらも大切に、心地良さを感じる事を自分自身で選べるように、サポートしていく施術・セッションを提供中です。

2009年、2012年、2018年に助産院にて出産。
娘と息子2人の子育てとのライフワークバランスを大切にしながら活動しています。

長年の過敏性腸症候群を患った事をきっかけに、ココロと身体の繋がりを学び始めました。
自分の内側について考える時間、そして感じる時間。
自分自身に問う事こそが、最も大切な事だと実感しています。

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