対話することで本当の自分の課題に気づく ” 1on1 mentoring ”

自己紹介に定型文は…ないんじゃない?

例えば、私がいちご農家で。
手塩にかけて育てた「甘味と酸味のバランスが素晴らしい無農薬のいちご」を売り込みに行くとします。

一軒目に訪れたのは、大手スーパー。
そこには糖度の高さを謳った様々ないちごが並んでいます。
甘さはここでは個性にならない。
私はきっとこうプレゼンするでしょう。
「うちのいちごは甘さだけでなく爽やかな酸味があるのが美味しさの秘密なんです。」

二軒目に訪れたのは、おしゃれなオーガニックスーパー。
そこには無農薬を謳った野菜や果物が並んでいます。
ここのお客様が必要な情報はこれなんだな。
私はきっとこうプレゼンするでしょう。
「うちのいちごは無農薬無化学肥料で育てている、安心安全なものです。」

どんな場所で、どんな相手に伝えるのか。
それによって「私」のどの部分を切り取るのかは変わるよね。(サイコさん談)

私の中の多様性をみつめる

フリーランスになって1年が経ち、自分という商品を相手にプレゼンする機会も増え、
それなのにいつもしどろもどろ…余裕がないからこそ、私はずっと最適解を探していました。
私といえばこれ、みたいなものがないとダメだと思い込んでいました。
でもいくら考えても、ひとつの定型文にまとめることができなくて凹んだまま迎えた、
4月のサイコさんとのメンタリングDAY。

「どんな人とどんな空間にいるかによって、どの自分を出すかって変わるよね」

ふとサイコさんが発した言葉に、パンっと張り詰めた何かが弾けました。
それ!そうそう!
時と場所と相手によって、どの自分を出すのか。
きっと誰もが小さな頃から無意識に使い分けていますよね。

いちごが甘いだけでも酸っぱいだけでもないように(例えがいつもいちご…)、
私は料理が好きなだけでも暮らしが好きなだけでもなくて、
もっともっとたくさんの私がいるという当たり前の事実。
自分の多様性を無自覚に使い分けているという発見。

なら、自己紹介の定型文なんてできないよね。
だっていつも違うんだもん。
この人に紹介したい私と、あの人に紹介したい私は違うんだもん。

自己紹介がうまくできないという壁自体が、そもそも幻想でした…。
壁を乗り越えるのでも壊すのでもなく、話しているうちに消えていくという不思議。

私が「ひびのわ」という屋号で何をしているのか、何をしていくのか。
それを伝える前にまず、多様性に満ちた私自身を見つめ直すことが必要みたいです。
私自身が持つ様々な種を、ひとつひとつ手にとっていくそんな作業が必要みたい。

置かれた場所で咲かせる花を変えること

どの場所にどの種を蒔いてどんな花を咲かせていきたいかと想像すること。
どの場所に置かれてもその場所にぴったりな花が咲くように育てていくこと。
もしかすると、今後、誰かに手渡された種を私の中で育てるということもあるかもしれない。

自己紹介も肩書もひとつになんてできない。
悩み続けてきた昨日までの私にさようならです。

4月のメンタリングを終えて、視界がクリアになって。
みえる世界も広がったみたい。

私の仕事は私そのものなんだなぁと、改めて思う。
そんなフリーランス2年め突入の春です。

投稿者プロフィール

大塚佑子
大塚佑子
あなたのおうちご飯のアシスタント、「ひびのわ」を主宰。
レシピのない料理会を定期的に開催中です。(オンラインもリアルも)
「アルモンデナンデモデキルサ」を唱えながら、その日その時、目の前の素材を美味しく食べきる料理をお伝えしています。
調味料の選び方や組み合わせ方、野菜メインのご飯、お家で作れる発酵食品などのお話が得意です。
私にもあなたにも地球にも心地よい暮らしを「台所」から、一緒につくっていくお仕事を只今模索中。

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