• 末田千鶴
  • たね*to-wa ”種から紡がれる様々なストーリー”

体調を崩したことが転機となり”体の声を聴く暮らし”が始まった。

モノ作りから、子育て中心の暮らしへ

長女が生まれたことで、がらりと変わった私の暮らし。
結婚して、両親とも同居生活。と、初めての環境が一気に押し寄せてきて、
家事や育児に一杯いっぱいの日々でした。

物作りをして、沢山のアートやモノに刺激を受けて、リサーチがてらカフェをめぐり。
そんな自由に自分の時間を使えたのは、遠い日のことのよう。
そして、子育てって本当にいろんなことが思うように進まない。「育児はこんなに大変なのか」
ということを痛感しました。

それでも、ママになったからこそ子どもを連れて行きたい場所や、興味を持ったことは沢山あって、
(子どもを連れてのお出掛けは、かなりのエネルギーが必要だったけれど・・・)
娘を連れていろいろ出かけました。

長女のアトピーが落ち着いてきた頃、次女は一歳。まだまだ子育ては続くのだけど、
ママではない、私ができる何かを見つけたい。と思うようになり、
気になるところには、気の赴くまま。出会い、学び、そして物作りと、自分探しを始めたのは
そんな頃でした。

何気ない子育ての日々の中にも、受け取っているものは沢山あるのだけど、
当時の私はそうではない何かを求めていました。
何かがやりたい。でも、なかなかその形が見えないという焦りで、知らず知らずのうちに無理をして
体調を崩しました。
目の前のことに精一杯で、自分の心と体に向き合うことをずっとしてこなかったことに、気づかされました。
その頃から、『体の声を聴く』という言葉が気になり始め、よく耳にするようになりました。

新たな学び

前から何となく興味のあった東洋医学。
興味はあるものの、難しくて本を読むのを断念したことも一度では無く・・・。
そんな私が、ミホコ先生から薬膳ヨガを学び、薬膳東洋医学に触れる中で、
それまであまり知ることの無かった自然と体とのつながりやしくみを知りました。
「自然や体は、私たちが意識していない所で、ちゃんと季節の変化を感じとっているんだな」と
その凄さに驚き、感動しました。

日々の暮らしの中で『』や『五感』を意識するようになり、
「今食べたい物は何だろう?」「これはどんな風に調理しようかな?」と、体の声にも耳を傾ける
ようになり、食への向き合い方や、料理の仕方も変わりました。
今までぎゅーっと扉を閉じていたのが、窓を開け放って風通しが良くなった感覚。
意識を向けたことで、少しづつ暮らしが変わっていきました。

きっと昔は、自然と共にあって『五感』も『体の声を聴く』ことも、
人々の暮らしに当たり前のように馴染んでいて。
現代はといえば、自然と切り離されて、便利な暮らしや忙しさで、失われつつあるもののような気がします。
最近の気候など、何が起こるかわからない今、自分の感覚を養うことは
これから世の中を生きていく私たちに、必要なことなのかもしれません。

とはいえ、体の声を聴くって難しい・・・。
多くの人には(?)という感覚。
これを体感してもらうには?  このテーマには、いつも頭を抱えましたが、
”こんなのあったらいいな”や、”やってみたい”を形に、2020年に初めての
ワークショップも開催しました。

臨床美術とコラボ
養生野菜をまるごと五感で愉しむ会 「さつまいも」
養生野菜をまるごと五感で愉しむ会 「大根」

なかなか難しいなと思いながらも、私自身日々向き合い、その感覚を育てているところです。
体調を崩したことで、自分の心と体に向き合うこと。
体の声を聴くことの大切さや、自然とのつながりを改めて感じたこと。
それは、『医食農同源』という考えに行き着いた、今の私に繋がっている大切な学びです。

 

 

投稿者プロフィール

末田千鶴
末田千鶴
台所(食)から循環する暮らしをデザインする【 tane*to wa 】主宰。

日々の雑貨・小物デザイン&製作。
腸キッチン学アドバイザー。

自身や子どものアトピーやアレルギーをきっかけに、食のこと・体のこと
に関心を持ち、東洋医学や腸キッチン学を学ぶ。
「人が豊かに暮らすには?」を探求する中で、「土」や「日々の暮らし」の大切さに気づく。

キーワードは『台所』と『五感』
日々の暮らしでできることをモットーに、コツコツと
”自身の心と体。そして土を育む暮らし” の種を蒔きます。

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