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自分の座標、知ってますか?

みなさんこんにちは。ヤナギサワです。
前回はこれから来るであろう時代の変容についてちょっとだけ触れましたが、みなさんいかがでしたでしょうか?
arila!読者のみなさんの多くは共感していただけるかと思いますが、私はそれを実感できない人も相当数いるとも感じています。

その原因は「自分の位置、ポジションが見えていない」ということ。
いうなれば自分の「座標」がどこなのか明確じゃないから、周りがどう動いているかというのも分からないし、そもそもそれどこじゃない、という感じなのかもしれません。また社会の価値観が激変しているわけですから、これまで「自分はこういう人間だ」となんとなく思っていた自分自身の定義が揺らいでいるというのもあるかもしれませんよね。
いい悪いではなく、そうなってもおかしくない状況であることは間違いないのです。

私が取り組んでいる自分史やマインドフルカフェというプログラムは、まさにそうした「自分の座標設定に戸惑っている人たち」が、自分らしく生きるためのきっかけになってほしいという思いのもとに開発されました。
これらのプログラムでは、自分の座標を知るために、まず自分史で自分自身の生きてきた軌跡を俯瞰してみることから始まります。
なぜなら、今の自分自身は、過去の積み重ねでできているから。
実際にワークをやってみると、出てくる出てくる、自分が忘れていた過去や、自分が思いもしなかった過去の出来事に対する新しい解釈が。

そしてその結果わかったのは「過去を振り返ることで、現在の自分が見えてくる」ということでした。
言われてみれば「まあそうだよね」ということかもしれませんが、私の場合これはかなり新鮮でした。
頭でわかってるつもりでも、腑に落ちてハッとするというか。

その経験を、これまで講座で多くの人にも実感してもらい、同じような感想と気づきをたくさんもらいました。
まずは自分史で自分自身の座標を明確にし、しっかりと足場を固めることで、周り、他者や社会が見えてきます。
マインドフルカフェは、この自分自身の座標と他人との関係を、いかに円滑に自発的に保ち、自己実現できるかに主眼をおいたプログラムです。
もしみなさんの周りに、自分の座標設定に戸惑っている人がいたら、一つのアドバイスとしてこんなのもあるんだよ、とお伝えいただけたらと思っています。

投稿者プロフィール

柳澤史樹
柳澤史樹
マインドフルカフェ®︎ ナビゲーター。
人の生きてきた軌跡である「自分史」を自らのライフワークとし、そのエッセンスを組織開発や人財開発に活かすために開発された学びのプログラム「マインドフルカフェ」ナビゲーター。
一般社団法人「自分史活用推進協議会」認定の自分史活用アドバイザーとして個人向けの自分史講座も開催しているほか、メディアなどでも執筆。
「自分史とは過去の振り返りだけではなく、現在の自分の座標と、未来への解像度をあげる最高のツールである」をモットーに活動中。

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