「このままじゃ日本が危ないのでCAを辞めます。」~違和感を放置して微笑む大人になりたくなかった~
おはようございます!
朝のご挨拶は、一日を氣持ちよくスタートさせるもの。
挨拶の中でも特に大好きです。
私は、コーチとして企業幹部の方やその候補となる方々にコーチングを、
そして、人財育成のための研修コンテンツ制作や講師を仕事にしてきました。
それ以前は、JALのCAでしたが、
”このままじゃ日本が危ないので辞めます!”と啖呵を切って(?)
”そんなこと言ってるお前が危ない”と言われながらも、
大好きだったCAの仕事を、大好きなまま辞めたのです。
さて、”このままじゃ日本が危ない”と感じたのはなぜなのか?
色々あったのですが、一番端的に感じたシーンをご紹介します。
飛行機に、お客様をお迎えする、搭乗時のできごとです。
「おはようございます!」
「・・・。」(無言で通り過ぎる)
「おはようございます!ご搭乗ありがとうございます」
「日経」(=日経新聞持ってきて)
「おはようござ・・・」(遮って)
「朝日とスポニチ」
※今は、新聞の搭載がなくなり、このやり取りはなくなったかと思います
こころの声・・・
「え???おはようございますって言ったよね?
新聞、何かお持ちしますか?って聞いてないよね?
座席番号、ちらっと見せて行くだけって、記憶力テストか何かですか??」
と違和感満載!!なのに、
実際には
「お待たせいたしました。日経新聞をお持ちしました。」(ニコッ)
とかしているのです。
※イメージです
おはようございますの返事が日経とか朝日とかレベルの
コミュニケーション能力で、
どんな商談が成立するんだ???
それでいいの??
日本人以外のお客様は、ほぼ例外なく
「Hello!」「How are you?」と
こちらが何か作業をしていても声をかけてくださるくらいに、
ご挨拶をしてくださるのに。
圧倒的な残念感!!
お金を払って乗ってるから、挨拶なんてしなくていいの?
日本人はシャイだから?
どんな理由を付けようと、
「おはようございます」の返事は「おはようございます」でしょ?
少なくとも、私の周りの大人たちは、
ちゃんと「おはようございます」って言う人達だった。
そこに違和感を感じないような人になりたくない。絶対!
※富士山頂からのご来光。太陽光のありがたみをひしひしと感じました。
そんな心持ちで過ごしていた頃に、
休日に友人と食事に行くと、
エスカレーターの一番上にひっかかってクルクル回っていた
空の紙コップを降り際に友人がサッと拾って、近くのゴミ箱に捨てたのです。
私は一段後ろに乗っていましたが、
友人が拾わなくても、たぶん拾わなかった。
猛烈に恥ずかしくなって
「今の、すごい感動した。
私は拾わなかったと思う。そういう自分が恥ずかしい」
といったら
「”氣付いているのに何もしないのは、氣付かないより尚悪い”
と思うんだよ」
と、事もなげに言われたのです。
・・・そうだ!!そうだ!!
氣付いてるのに、氣付かないふりをしてニコニコしてたら、
むしろ悪い方に加担してる!!それは良くない。
でも、制服を着ている以上、
「おはようございますの返事が日経っておかしいですよね?」とは言えない。
このままじゃダメだ!
おかしいよね?ということを伝えられる人になろう!
難しいことじゃない。
誰にでもできることを、し続けることの大切さを、
本当はみんな知っているハズのことを、
もう一度掘り起こして、整えて、お互いが心地よく暮らせるように。
鬱々としていたこころにサ~っと氣持ちのいい風が吹き抜けたのを感じました。
そこからの冒頭のセリフ、
「このままじゃ日本が危ない・・・」になるのです(笑)
他にも、違和感を感じることは色々あったのですけどね。
辞めてから、お世話になった大好きなチーフが
おはよう→日経などのやり取りについて、
「ここでだけよね?本当はちゃんとできるのよね?って思うわ~」と話してくださって、
あぁ、お客様の在り方に歩み寄ることもせずに、おかしい!と息巻いていた自分は子どもだな・・・。
と思ったりもしましたが、
それでも、あの時の自分の選択に後悔はないのです。
どんな大人になりたいですか?
コーチをしていた時に、クライアントさんに必ずしていた質問。
年齢的にはもちろん十分に大人な皆さまですが、
この視座を、失くしたくないなと今もよく思います。
皆さまは、どんな大人になりたいですか?
違和感に蓋をしたまま、死ぬ前に後悔しないために、
無力と微力は大違い!と心得て、
なりたい大人に近づこう!
子どもの成長曲線には到底かなわなくても、
子どもを見習って、今・今・今を楽しもう♪
道路はいつでも大きなキャンパス!
今・今・今を重ねる大切さと、
行動することの重要性を見せてくれる師匠との出会いにいついては、
またいつか。
投稿者プロフィール
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国際線乗務員経験を経て、人財育成の会社を設立。
多くの研修・コーチング提供し、自身の体調も含め、食事の在り方、大切さを痛感。
師、船越康弘氏と出会い、”食を通じて社会に貢献したい”と思っていたことろに、結婚出産を経験。生後間もない娘を抱っこしながら、夫の新規事業のオーガニックカフェレストラン”きせきの食卓”のコンセプト、週ごとに変わるメニュー開発を担当。
現在は、子育てに軸足を置きつつ、講師活動も再開。
人としての日々の在り方、暮らしの哲学を研鑽中。
子どもの頃の夢は全部かないました。CAも先生も、ママになることも。
だからこそ、次世代にも、その次以降の世代にも恥ずかしくない選択をしてゆきたくハタサロの一期生に一番乗りしました。
テーマは『倖ばしい暮らし』
好きなことばは『すべて大丈夫』
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