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  • arila!を主宰する塚本サイコが考える、オーガニックな在り方とは?

Edible × Music <歌うように、奏でるように、食べる> 塚本サイコ

あらためまして、日本でおそらく初の試みであろうEdible Education=食農教育に特化したポータルサイトであるこのRice Ball Networkのキックオフにあたって、多くの方々にご尽力いただいたことに深謝いたしております。

わたしは幼少期から音楽を学んできて、正直、教育という枠組みの中での音楽には馴染めませんでした。
それでも音楽をやってきたことがその後、食にまつわる仕事を営むようになってからも活きていて、人生を豊かに彩ってくれているのだと氣づかされる一瞬がそこここに在ります。
逆に、食を仕事にしてからというもの、偉大な音楽の持つ力に圧倒されてもいます。

歌うことと、奏でることと、同じ線上にある感性であり文化でもある「食」。
大いなる存在であり、糧でもある食のことを、誰もが愉しみ、紡ぎ合い、語り尽くせるような場をこれから様々なかたちでボーダレスに創っていけたらと考えています。

すべては繋がりの中に・・・
歌うように、奏でるように・・・食べることを、一緒に愉しみましょう。

commmons_workshop
いろいろ豆の音ワークショップ
健康音楽をテーマにしてcommmons10にて、食と音のちいさな食育ワークショップを行ないました。

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健康音楽をテーマにしたイベントcommmons10にて坂本龍一さんと。
commmonsレーベルの中心的存在である坂本龍一さん。イベント中にも演奏にトークにと忙しくされながらも一つ一つ丁寧にブースを回られていました。
2015年9月に喉頭癌から復帰された第一弾の映画音楽レコーディング現場に1ケ月に渡って、私の店デイライトキッチンでもBENTO(お弁当)を運ばせていただきました。
この時、健康的な食というのは単に良質な食材というだけではなく「愉しみ」であり「文化」である、ということを改めて意識させていただいたように思います。
坂本龍一さんは日本に於けるEdible Educationの普及にとても共感共鳴してくださって、サイトオープンにあたってメッセージを寄せてくださいました。 <人は食 YOU ARE WHAT YOU EAT>

commmons_workshop1
いろいろ豆の音ワークショップ
まるで宝石のような在来豆の多様な色合いに、子どもたちは純粋に心躍らせてくれました。
子どもはどこまでも自由な存在、それぞれの興味のワクワクでワークショップの幅を広げてくれました。
大人は実は子どもたちから、学んでいるのですね。

Rice Ball Networkは構想約1年を経て、その間多くの方々からアドヴァイスを頂きながら企画制作を進め、2016年2月にキックオフ報告会を開きました。
そして晴れて4月8日に1st Seasonとしてのサイトをオープンいたしました。
これからコンテンツを益々充実させて、9月には本格的なサイトオープンのご報告ができるよう精進していきます。

saikosan塚本サイコ
daylight kitchen店主、Rice Ball Network主宰、食の活動家

幼少より音楽に勤しみ大学卒業後、音楽を生業とする。
1998年、東京表参道に開業したカフェ「デザートカンパニー」でカフェブームを牽引し、音楽業界から一転、飲食業に参入。
様々な飲食経営を経て、2010年、出産を機に「これ、自分の子どもに食べさせたい?」を食材選定の主軸に据えた、食べて考えるオーガニック&ライフスタイルレストラン「デイライトキッチン」をオープン、現在まで多くのワークショップやトークイベントを展開。

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