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小野寺愛のバークレー報告(2)「もっと楽しく、風通しのいい職場をつくるために – ESYの組織論」

こんにちは。エディブル・スクールヤード・ジャパン(http://www.edibleschoolyard-japan.org)の小野寺愛です。連載第2回目となる今回は、アカデミー2日目に学んだ、エディブル・スクールヤード(以下ESY)の運営についてを報告します。

ESYの組織文化

edible school yard
「スタッフみんなが仲良しで、意義ある活動をして、ちゃんと成果を出して・・・ESYの秘密はどこにあるの?とよく聞かれます。今朝は、その種明かしのような話からはじめましょう」とESYディレクターのカイルが話しはじめました。

ESYでは、働く上で大切にしたい文化と、スタッフに求められるプロフェッショナリズムについて明文化しています。フルタイムスタッフはもちろんのこと、ボランティアとして毎年コミットする40〜50人のスタッフとも共有している「組織文化」の内容が、すごいです。以下、どんな起業や組織にも応用できる素晴らしい文章なので、翻訳したものを全文掲載します。

edible school yard

Edible Schoolyard Workplace Culture
エディブル・スクールヤードの職場文化

Our mission ミッション
生きる力、学力、市民教育、環境に対する責任、健康。1エーカーの菜園とキッチンを舞台に、そのすべてを子どもが習得するための全人教育のモデルとなることで、エディブル・エデュケーションを広めること。

Our Strategy 戦略
私たちのチームワーク、経験、イノベーションをもとに、授業と活動を試験的に行い、書面化し、評価を行う。ここで得た学びはすべて記録し、オンライン、およびトレーニングを通して、社会と共有する。

Culture Principles 文化の原則
1. 「ミッション」と「戦略」が判断の基準:私たちは、いかなる判断・選択も、「ミッション」と、「戦略」の中に示した具体的目的を基盤に行う。

2. プロフェッショナリズム: 私たちは、個人としても、チームで動くときも、スタイルとしては大らかだ。その一方で、仕事に対する姿勢は徹底的にプロフェッショナルである。仕事の質、深度、生産性、効率は極めて高いものを求め続ける。

3. 楽しむ: 私たちは、誰と動くときも、前向きに、楽しく、笑いを絶やさない。素晴らしい仕事を行い、それを最高に楽しいと感じている。「リセットボタン」を尊重することも、いつも忘れない。

4. 協力して仕事をする: 私たちは、オープンであることと、透明性を大切にする。チームのすべてのメンバーがアイディアを出し、決断に関わることができるし、それを奨励されている。話し合いを経てひとたび決まったことは(最初の個人的見解に関わらず)チーム全員が尊重し、いちばんいいありかたでそれが実行されるよう、全員で全力を尽くす。

5. 全員が学び手である: 私たちは、謙虚な姿勢で仕事に向き合う。失敗が時には一番の教えになると認識している。好奇心、実験、ごちゃごちゃした考えを尊重する。

6. フィードバックを大切に受け止め、責任を持って提案する: 私たちは、繰り返し練習することと、プロフェッショナルとしての成長を信じている。フィードバックを行うときは、建設的に、優しさをもって行う。

7. 尊敬と思いやり: 私たちは、このコミュニティーと、構成メンバーのひとりひとりを大切にする。お互いの言動が、お互いにどれだけ影響を与えているかにいつも自覚的である。知ったかぶりをしたり、意地の悪い態度をとったり、けちな言動をしたり、見下したりすることはしない。

8. 自らの文化能力の発達を大切にする: 私たちは、個人としても、組織としても、学校教育現場が子どもにもたらす文化やアイデンティティの影響を研究し続ける。人種、権力、教育環境の格差などによる影響を考慮しながら、文化的に責任ある態度と実践で、すべての子どもたち、特に教育システム上、歴史的に不当な扱いを受けてきた子どもへのよりよいアクセスを確保する。また、このプロセスには必ず家庭を協力者として迎え入れる。私たちのコミュニティーの多様性を反映し、祝福するために、物理的にも気持ちの上でも十分な間を確保する。

What is Professionally Required  職業人として求められること
仕事上、基本的な責任を果たすために、ESYのすべての職員は
・ イノベーティブな教育において、優れた力量を発揮する

・ 挑戦する能力を持っている

・ グループで作業をする時は、互いに協力をする

・ 明確で強いコミュニケーション能力を持つ

・ 互いを尊敬する

・ プロフェッショナルとしての成長に従事する

・ 恥ずかしかったり、恐れを感じるときも、正直である

・ 職場の課題にプロとして言及し、取り組むことができる

・ 自身の言動が、子ども、学校職員、同僚に、どのような影響を与えるか、自覚的である

Communication Principles コミュニケーションの原則
1. 建設的な精神で、面と向かって、早期に事にあたる。いらいらを感じる前に行う。

2. 判断を下すのは、できるだけ後まわしにする。多くの問題は、誤解や中途半端な理解からくるもので、真の問題ではない。心を開いたままにする。

3. くよくよせず、悪口を言わず、解決に向かって動く。誰にでも気にさわる状況はあるが、同じく皆に、解決に向けた努力をする力がある。

4. 冷静である。上記3つの原則は、決して言動を慎重にさせるためのものではない。私たちはプロフェッショナルであり、肯定的(楽観的)であり、お互いに関心を向けている。

5. フィードバックを大切に受け止め、責任を持って提示する。建設的な批判は、人を成長させる贈り物。私たちは互いに、責任を持ってフィードバックを行い、受け取る。

6. 感謝する機会を大切にする。誰かが素晴らしい仕事をした時、肯定的なフィードバックをすることを忘れない。

7. すべての人がフィードバックを受けるに値する。ポジションに関わりなく、チームのすべてのメンバーに対してフィードバックを行う。

8. フィードバックを行うときは、必ず自分の言葉で話をする。そのときの態度、自分の体験と反応について、具体的である。一般化したり、誰かの代わりに話すことは、誰のためにならない。

9. フィードバックを受け取る。私たち全員がフィードバックを受け入れる。

Receiving Feedback フィードバックを受けるときは
1. 深く呼吸する。

2. 注意深く聞く。

3. フィードバックに対する自分の理解をまとめ、相手に伝える。

4. 聞いたこととじっくり受け止め、それを受けてどのような計画を練るのか(もしくはしないのか)、を考えるために、必ず時間をとる。

5. 時間をとったあと、フィードバックを提供した人と、意見交換の機会をつくる。

キッチンの壁画。アリスの食哲学が美しく描かれていました。

キッチンの壁画。アリスの食哲学が美しく描かれていました。

明るく楽しい文化を持つ組織は数あれど、その哲学を細かく明記し、そのすべてを(企業秘密ではなく)こうして世界中とシェアしている団体は、他にあまり知りません。世界中のあらゆる組織がこんな文化を軸に判断・行動・評価を行うことができたら、世の中があっという間に、平和になるかもしれませんね。

カイルは言います。
「なにを大事に仕事をすべきかくらい、大体わかるでしょ」では、想いは伝わりません。いい仕事もできません。大事な哲学をきちんと明文化し、それぞれの責任範囲を明確化し、それをつねにオープンに共有しておくことで、50人の登録ボランティアを含むすべてのスタッフと、行動指針を共有することができるようになり、それがいずれ、場の文化となります。


自分がどう動くべきか、空気を読んで、察しあって… というのは、これだけ背景も人種も多様な人があつまるカリフォルニアではありえない話。「人種と背景が多様だからこそ、たくさんのアイディアが集まって面白い。でもだからこそ、大事なことほど丁寧に定義付け、確認する作業を怠らないようにしないとね」

なるほど!
この指針があることで、批判的な意見も受け入れられやすくなりそうです。

ディレクターのカイルと、ヘッド・ガーデンティーチャーのジェフ、談笑中

ディレクターのカイルと、ヘッド・ガーデンティーチャーのジェフ、談笑中

「たとえば、ガーデンで問題を起こした子どもを過度に叱ったスタッフがいたとします。”なぜあんな言いかたをしたのか” と問うのでは、ただ責めているだけでなんの解決にもならない。だから、こう言うの。私は、あなたはあの場でどなるべきではなかったと思う。なにがあったの?指針の8番を見て。私たちは、人種や権力やそれまでの家庭環境、教育環境の違いを加味して子どもたちに接し、学校菜園という場を使ってすべての子どもたちの文化とアイデンティティー形成を助ける立場にある。子どもに接するプロフェッショナルとして、まず子どもの意見を傾聴しようということも、ここに書いてある。 ・・・私にはどんなサポートができたかしら。あのとき、あなたにどんなサポートがあったら、あの場でどならずに済んだと思う?」

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皆で大事にしようと確認しあった哲学が真ん中にあるから、それにのっとってお互いの仕事を評価しあうことができる。個人的な好みや中傷ではなくそれができることが、風通しのいい組織で居続けることができる秘訣ではないか、とカイルは話してくれました。

この行動指針の他、それに基づいて行う仕事の評価の基準も、事細かに描き出されていました。「評価」って、ネガティブな体験ばかり思い浮かんでしまいがちだけれど、正当に評価されることはモチベーションにもつながり得る大事なこと。

私個人的には、「社員をサーフィンに行かせよう」(パタゴニア創設者、イヴォン・シュイナード作)を読んだとき以来の衝撃でした。ハッピーで建設的で誠実な組織文化を、こんな風に体系的に生み出すことができるのですね。

既存の学習指導要綱との互換性

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さて、ESYのプログラムのどこがそんなにスゴいのでしょうか。なぜ、世界中から教育者の視察が止まらないのでしょうか。

「ESYのここがスゴい」、私の個人的ランキングでは、こんな感じです。

1)「教えない」授業
どの授業でも、子どもたちにとって入りやすい「はじめ・中盤・おわり」のリズムを明確にデザインしてあります。それはすべて、先生から子どもに「〜しなさい」と指導せずとも、子どもたちが自分で考え、判断し、動けるようにとの配慮から。ストーリーのある体験型授業が組み立てられていて、しかもすぐに真似できるようにカリキュラムが体系化されています。
(→今後、ガーデン&キッチン授業の紹介で詳しく書きます)

2)親と地域の巻き込み
週に1度、家族を無料ディナーに招待する「ファミリー・ナイト・アウト」、年に一度、母の日の前日の土曜日に子どもたちが育てた花の苗を販売する「プラントセール」、そして年に1度採用する40〜50人の地域ボランティアの関わりで、家庭や地域にもその哲学と実践を共有しています。(詳しくは後述します)

3)他教科、全米および州の学習指導要領との互換性
どの授業を行うと、学習指導要領で定められているどの項目をクリアできるかがカリキュラム内で一目瞭然になっています。

授業の学びの面白さと深さもさることながら、すべての授業が、全米学習指導要綱「コモンコア」、カリフォルニア州学習指導要綱の双方で何条の何項にあたるのかを一覧できる表までついているところ、本当にスゴいと思うのです。これなら、教室を飛び出してガーデンやキッチンで授業をしてみたい先生も、すぐにその根拠を学校運営者や教育委員会に説明することができます。

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たとえば、この写真。6年生(中学1年生)の8回目の授業の項目を見てみましょう。

・4月28日、手打ちパスタをつくる授業を行います。
・その頃子どもたちが歴史の授業で学んでいるのは、シルクロードについて。パスタを作るこの授業は、シルクロード時代にローマ帝国が果たした役割を理解するのに役立ちます。
・材料のうちガーデンから収穫できるものは、卵、レモン、にんにく、パセリです。
・これは、「ESY Standards – ESY要綱」(後述)のコンセプト3.11「歴史上の文化における食と、現在の食をつなげて理解する」をカバーする内容です。
・これは、カリフォルニア州の学習指導要領の「歴史/社会科学」における6.6.7「ヨーロッパを横断するシルクロードの特徴を理解する」、6.7.2「ローマ帝国政府について理解し、言語化する」、6.7.8「ローマの芸術、建築、技術、科学、文学、言語、法律について議論する」をカバーする内容です。
・これは、全米学習指導要綱コモンコアの「読解力」におけるSL.6.1「協力的なディスカッションに積極的に参加する」、RI.6.7「異なるメディアや形態の情報を(視覚的、量的に、言語的に)統合し、そのテーマにおける一貫した理解を深める」をカバーする内容です。

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これだけ体系化された背景があることを、もちろん子どもたちは露ほども知りません。ただ、歴史で学んでいることが「美味しい!」を通して自分の中で日常の暮らしとつながっていく。素晴らしいですね。

エディブルスクールヤードのカリキュラム

さて、ESYでフルタイム勤務しているのは、ガーデンの先生4人、キッチンの先生4人、事務局スタッフ2人の10人だけ。それを支えているのは、学校に常勤の他教科の先生たち、毎週必ず1度、1年間継続して活動に参加する50人の地域ボランティアと保護者たち、そして、20年の経験から練りに練られた「素晴らしいカリキュラム」です。

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ESYでは毎年、ガーデン授業とキッチン授業でそれぞれ1冊ずつ、すべての授業を束ねたカリキュラムが更新されています。その分厚さ、なんと15センチ!

眺めているだけで楽しくなるような美しいビジュアルの授業内容のほか、「ESY Standards – ESY要綱」として、ESYとしての学習の目やすも体系化されています。 サステイナビリティー、栄養学、生きる力、学習、コミュニケーションの5つの領域で、中学校の3年間、全75回(×90分)の授業を通して子どもたちになにを習得させたいかが明文化され、それぞれの授業との対応表ができています。

週に1度あるガーデンまたはキッチンの授業のたびに、子どもたちは自然に触れ、匂いをかぎ、収穫して、作って、食べる。仲間と相談し、協力し、共に手を動かす。それを3年間、全部で75回も積み重ねる子どもたちは、もう食べ物に夢中です。どんな食事を選ぶと、自分の身体、社会と環境にどんな影響があるかを自分の体験から知っています。食についての新しい行動指針を自分の中に携えた子どもたちが高校へと進学していくのは、希望ですね。

エディブルスクールヤードと地域・家庭とのつながり

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冬の間、温室をつかって種から苗を育てるのも、子どもたちの仕事。それがちょうど定植するのにいい大きさになる頃、ESYでは「プラント・セール」を行います。年に1度、5月の母の日の前日となる土曜日に、ガーデンを町中の人々に開放します。生徒たちがガーデンを案内し、苗を販売します。ニワトリ小屋の周りは小さな子どもたちの遊び場に変身、地元のレストランがスープトラックやフードカーを出し、卒業生の高校生たちがバンドの演奏にやってくる、賑やかなお祭りです。ガーデンでの取り組みを地域の人々に知ってもらう機会でもあり、大切な資金調達の場でもあります。子どもたちが育てて販売した苗やお花で、毎年250万円以上の売り上げを達成し、ESYの重要な資金源になっています。

このほか、毎週1度「ファミリー・ナイト・アウト」という、家族をキッチンに招待する無料ディナーの夜を開催しています。こちらは、学校での取り組みを家庭と共有する大事な機会。その週のキッチン授業で習ったレシピを、今度は子どもたちが先生になって親に教え、皆で夕飯を食べる夜です。

7年生の娘を持つ保護者のジャマイカさんは、こう語りました。

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「脂っこくて塩の強い食事が家族で大好きだったの。オーガニックなんてどうせ高いし、うちには無理だと思ってた。それが、娘の入学で変わっちゃったのよ。うちの娘が、旬の葉もの野菜をガーデンでちょいちょいっと収穫して、とっても美味しいペーストを作ってパスタをふるまってくれてね。作りかたも簡単!これなら、私にもできるじゃないって思うよね。
無料で、美味しくてヘルシーなディナーが食べられるんだから、うちはファミリーナイトアウトの常連よ。小学生の弟は、野菜が大嫌いで、豆腐なんて触るのも嫌だったのに、学校のキッチンで奇跡が起こったの。姉に導かれるままに豆腐を手に取り、下味をつけて、フライパンで調理して、美味しいって食べたの。野菜嫌いのあの子が!豆腐を自分で料理して食べたの!あれは本当に奇跡だったわ」

米国では、買ってきた加工品をレンジでチンして食べることを「夕飯を支度する」と呼ぶ家庭も少なくありません。野菜からの調理をしたり、皆で食卓を囲んだりという経験さえない家庭も少なくない中、子どもだけでなく家庭も巻き込むのはとても重要なことなのですね。

次回連載は、「先生の仕事は、教えないこと – ESYガーデン授業」です。お楽しみに!

小野寺愛のバークレー報告(1)「It’s time for Edible Education-今こそ、エディブル教育を」はこちら

文・写真 : 小野寺愛


aionodera小野寺愛(おのでらあい)
一般社団法人「エディブル・スクールヤード・ジャパン」アンバサダー

旅とウィンドサーフィンに明け暮れた学生時代、外資系証券会社勤務、国際交流NGO「ピースボート」勤務、船上のモンテッソーリ保育園「ピースボート子どもの家」運営を経て、現在、「子ども×自然×地域活性」をテーマとする一般社団法人「そっか」の共同代表。また、一般社団法人「エディブル・スクールヤード・ジャパン」のアンバサダーとして、全国にエディブル・エデュケーション(栽培から食卓までのつながり全体をいのちの教育と位置づけて行う食育)を広めている。三浦半島では「パーマカルチャー母ちゃん」として、小学校での大豆教室、映画上映会や、農園ピクニックなど、パーマカルチャー的暮らしを体験する場をコーディネート。逗子市立久木小学校では地域の親子と放課後菜園を運営し、農園併設型保育園「ごかんのもり」では関東全域から参加者を募り、実践型のワークショップを運営している。教育プログラムコーディネーターとして地球を9周し、のべ約6000人の人々と共に世界を旅する中で出会った「平和は子どもからはじまる」が信条。すべての大人が「私の子どもから私たちの子どもたちへ」と発想と行動を転換することがこれからの社会の鍵だと信じて、国内外で人のつながりを紡いでいる。1978年横浜生まれ、上智大学外国語学部英語学科卒業。神奈川県逗子市在住、三児の母。

投稿者プロフィール

elemental life & society
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Organic,Natural,Farm to Tableに特化したフードプロデュース&オペレーションカンパニー。健やかな農と食とココロを結びます。

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