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  • オーガニックな在り方デザイン・畑で考え学ぶサロンを通じて巡り逢った仲間たちが織りなす世界観

「折返し」だからこそ楽しい50代

2022年もはや1ヶ月が経とうとしていますが、本年もどうぞよろしくお願いいたします。
今年はarila!が標榜する「在り方」がよりフォーカスされるという確信のもとスタートしています。
というのも、昨年私らの教育プログラム「マインドフルカフェ」をあるメーカーさんで実施し、あらためて「自分らしさと仕事のあいだに橋をかける」というマインドセットが、旧来の企業研修とは全く異なる切り口のものだと実感できたからです。

上記のワークショップ以外でもいろいろな会社の方と話して強く感じるのは、50代のシニア社員に対する教育ニーズです。
時代の変化に柔軟に適応しなくてはならない現代社会において、バブル期に大量入社した50代以上の社員に対し、定年までのあいだ、高いモチベーションとパフォーマンスを維持してもらえるか。そのあたりが多くの会社における、重要な経営課題なわけです。

そんなことを感じながらネットを見ていたら、ある人事コンサルティング会社が、全国のオフィスワーカー400人対象に「50代社員に関する意識調査」を実施した結果をまとめた東洋経済オンラインの記事を発見しました。
50代は「老害」か?調査でわかった若手社員の本音
この調査結果を見る限り、20〜40代の若手社員は概ね50代の社員に対して好意的であった反面、ネガティブ要素としては、同年代である私の胸にグサグサと突き刺さるようなコメントも。一部を抜粋してみます。

・経営圧迫(30代・男性)
・人生の経験はあるが、仕事自体ができるとは思えない。よくこれで生きてきたな〜と思う(30代・女性)
・上から目線だったり、女性蔑視な態度に、自分で気付いていないのが気になる(20代・女性)
・自分をいつまでも若いと勘違いしていて、自分がやっていることがセクハラだと気付いていない(30代・女性)

いかがでしょう。確かにこういう人いるとは思いますが、それにしても「経営圧迫」とか、自分が思われていたらキッツイわあ…
ただ確かに自分の若い頃を思い出すと、実力もないのに偉そうに上司を判断していたりもしていたし、反面どうしようもない上司もいたわけで、なにも今に始まったことではなく、いつの時代にもある問題なのかなとも感じます。
また、この記事をFacebookでもシェアしたところ「あくまでもヒューマンスキルの問題である」「世代間格差はさらに激化する」など、友人らが大変参考になるコメントをしてくれ、まさにそのとおりだなと思ったわけです。

この自覚がある人は、組織のなかだけでなく、人生全般においても自分らしく生きていると思いますが、問題は自覚がない人。
私の感覚からしても、けっこういるんじゃないかと感じます。
そういう人が上に漬物石のごとく居座っている状態というのは、組織として健全といえませんよね。

その無自覚に対して一石を投じ、改めて私らしさのいい部分を引き出し、かつ仕事や組織のなかでパフォーマンスを高められるかというマインドセットは、これからの時代にまさに求められているものだと感じています。
またこれは仕事だけに限らず、ベストセラーとなった『LIFE SHIFT ライフシフト』でいわれるように「人生100年時代」の折返しといえる50代の人たちが、残りの自分史をどう幸せに生ききれるかの、本当に大事なポイントだと思っています。またこれはあくまでも同年代の人たちへの「励まし」「叱咤激励」であることはいうまでもありません。

その意味で、まだまだマインドフルカフェの市場はブルーオーシャンであることは間違いなく、今年はこのプログラムの存在を一人でも多くの人に知ってもらう勝負の年だと私なりに感じています。
ということで、新年の抱負みたいになっちゃいましたが、より一層の精進のもと、今年もみなさんと「在り方ライフスタイル」を実現していきたいと思います。
改めてみなさん、よろしくお願いいたします。

自分史&マインドフルカフェ オフィシャルサイト(Two Doors)

 

投稿者プロフィール

柳澤史樹
柳澤史樹
マインドフルカフェ®︎ ナビゲーター。
人の生きてきた軌跡である「自分史」を自らのライフワークとし、そのエッセンスを組織開発や人財開発に活かすために開発された学びのプログラム「マインドフルカフェ」ナビゲーター。
一般社団法人「自分史活用推進協議会」認定の自分史活用アドバイザーとして個人向けの自分史講座も開催しているほか、メディアなどでも執筆。
「自分史とは過去の振り返りだけではなく、現在の自分の座標と、未来への解像度をあげる最高のツールである」をモットーに活動中。

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