• COLUMN
  • オーガニックな在り方デザイン・畑で考え学ぶサロンを通じて巡り逢った仲間たちが織りなす世界観

伝える * デザイン

特にコンセプトや伝えたいメッセージがあったわけではないのです。
あの頃は。
思えば私の物作りは、「バック作りが楽しい!」と自己表現から始まりました。
バッグ作りを通じて、自分から生まれるデザインを表現したかった20代。
(自分で自分の作品の説明はできなかったという・・・)
それでも、布選びやデザインを気に入って下さり、自分の持っている引き出しの中から
コラボだったり、一緒に物を作り上げていく仕事の楽しさも知ることができました。

物作りをしてきた10年間。
そして、食や農、体のことを探求してきた10年間。
それらを経て、見てきたこと。感じてきたことを伝える場所ができたらという思いが、ようやく
形になり、arila!のマガジンタイトルでもあるtane * to waというお店をオープンしました。

「自然と繋がる」をキーワードに、今までのご縁の中で出会ったいいもの、日々の暮らしが
ちょっと豊かになるモノ・コトを集めたお店で、自然に触れたり、感じたりすることで、
「心とからだを癒し、養う」ことのお手伝いをすること。
それと同時に、当たり前にあるように思える、自然の恵みの有難さや大切さを感じるきっかけや
入口になるような場所をつくりたい。
「豊かな暮らしを子どもたちに繋ぐため、循環する暮らしづくりを一緒に考える仲間を
増やしたい」というのが、今の私のミッション。
20代の頃には無かった、メッセージ。

「好みも受けとり方も、人それぞれ」

だけど、できるだけ多くの人に、普段は見過ごしてしまうようなモノ・コトの奥にある
こだわりだったり、想いを知って欲しい。
それは、いつかの私が八百屋さんの話を聞いて「こんなことまで考えてくれている
お店があるんだ」と知り、体感した何ともいえない幸福感と安心感。
とても満たされた感覚。

ミッション実現の第一歩は、伝えること。そして受けとる人に伝わること。
デザインには、意識の隔たりを超えて、「素敵」「楽しい」から伝わる可能性を広げてくれる
力があるのでは?と思っています。
私自身がたくさんのデザインにワクワクしてきたから。
私の尊敬する人が言っていました。
「ワクワクは最強」

モノのデザインだけでなく、コトだってそう。
日々の暮らしの中にある様々なデザイン。
楽しく伝える・伝わるツールとして生かしていきたい。

 

 

 

 

投稿者プロフィール

末田千鶴
末田千鶴
台所(食)から循環する暮らしをデザインする【 tane*to wa 】主宰。

日々の雑貨・小物デザイン&製作。
腸キッチン学アドバイザー。

自身や子どものアトピーやアレルギーをきっかけに、食のこと・体のこと
に関心を持ち、東洋医学や腸キッチン学を学ぶ。
「人が豊かに暮らすには?」を探求する中で、「土」や「日々の暮らし」の大切さに気づく。

キーワードは『台所』と『五感』
日々の暮らしでできることをモットーに、コツコツと
”自身の心と体。そして土を育む暮らし” の種を蒔きます。

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