朝、走ってる人間が爽やかだとは限らない理由について。

いつか 教会で演奏する機会をいただいたとき
教会のような神聖な場では 厳粛な音を奏でるべきかと
でも そのような持ち歌がなく困ったことがありました

しかし 実際に 会場にうかがうと
そこに集う大半の人々は 薬物や暴力ほか
俗世の辛酸を舐め尽くし更生なさった方々であることが
打ち上げの席で わかりました

それは 教会に限ったことではありません
いつか サイキックを取材させていただいたときも
神社仏閣は 怨霊や生き霊が多いから注意とのこと

たしかに そうかもしれません
わたし自身 つらいときにこそ
神さまのお顔を 拝みたくなりますから

そして これに似た気づきを
爽やかさの極みともいえる
朝のランニング風景に 感じ取ることができました

わたしはコロナ禍から
朝のランニングを始めた1人です

カフェ時代 重たいからだを引きずって
早朝の仕込みに 向かう途中
シュッとした ランナーたちに追い越され
自分もああなりたいと 思ったからです

とくに この時期は
不安 恐怖 迷い 自責 動揺 憤慨 …
さまざまな 負の感情が胸のうちで
悪さをしがちです
また 個人的な事情となりますが
わたしは ここ数年で
大切なひとを 多く亡くしました

励ましてくれたひと
わかってくれたひと
当たり前にいてくれたひと
憧れのひと
縁を切ったひと …

そのような 主要人物たちが
世界から突如 消えてしまったのです

その 淋しさ 苦しさは
読書や映画 お酒などの ちょっとした
目眩しでは なかなか 制御できないものでした

そして 今朝も
シュッとしたい わたしは
朝陽の木漏れ日が美しい 川沿いを走ります

この辺りは 外国人居住者も多く
先に述べたように 走る理由に 宗教も国境もないのだ

歳を重ねれば 成熟して
心が豊かになったり 賢くなったりして
強くなれるから 大丈夫
そんな幻想は とっくに卒業した

今朝 初めて見る女のひとが
太極拳をしながら ぶつぶつ 長い話を
大樹に 聞いてもらっていました

明日の朝 晴れたら
なにを愚痴ってるか 盗み聞きするつもりだ

 

 

投稿者プロフィール

村井砂織
村井砂織
白砂糖やNa塩、食品添加物不使用の有機スパイスシロップ屋 "ほっぺた” 店主。ライター。エディター。家族の闘病生活や8年間のカフェ営業、幼少期からの体調不良の改善を通じて、体を温めること、食の大切さを実感。体を温めることで起こる自然治癒力、感情や記憶、自己愛の発露に興味を持っています。ピアノ弾き語り、散歩、うたたね、小鳥、日本酒が好き。チネイザン(氣内臓)勉強中。

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