
第5話 『癌との出会い』
このマガジンでは
今や生きる軸になっている
私と養生の出会い
そして
養生を軸に
私自身の在り方が
ひかられていくようすを
今を軸足をおきつつ
過去を振り返りながら綴っています
第5話は
精神科通いを続けながら予備校へ
そして癌が発覚した頃の話
第5話 『癌との出会い』
精神科通いを続けながら予備校へ
不思議だけれど
自分と向き合う時間が増え
心地よく過ごせる日が多くなっていた
そんなある日の診察
最近胃がもたれると
先生に伝えると
六君子湯という漢方薬を出してくれた
2週間ほど服用するが
まだお腹が変な感じ
そこで
検査をすすめられ
近くにできた消化器科へ行き検査をする
さっそく胃カメラを飲むと
「んんん!?」
夜20時以降の
食事はしないようにと
言われ早めに終えたはずなのに
ほぼ消化されておらず
そのまま胃に残っていた
そして
「んんん~~~!?」
「ちょっとチクっとしますよ」
念のため細胞をとって調べるそうだ
数日後、
結果が出て呼ばれる
「進行性胃癌の可能性があります」
癌!?
現実を飲み込めないまま
病院を出て帰路へと向かう
駐車場で空を見上げると
どこまでも青く広がり
夏の太陽が燦々と降り注いでいた
(次回へ続く)
投稿者プロフィール

- 20代で病を得て心の在り方が体に影響及ぼすことに氣づく。様々な養生法を学び実践するなか、震災を機に農業の道へ。外房での農園運営やカフェ立上げを経て栃木県那珂川町に移住、夫と共に「こぶな農園」をひらく。現在、野菜・風土・養生をテーマに農産物をいかしたメニューの開発や監修、メディアへのレシピ提供を行っています。月刊クーヨンにて2021年4月号より野菜と養生をテーマに連載がはじまりました。
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