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見過ごしてしまいがちな”在るもの”に光を。そしてそれを育む。

自然に触れることが増えた今日この頃。
そんな私も、以前は仕事や子育てに追われる日々を過ごしていました。

日々忙しく過ごしていると「いろいろなモノ・コトを見過ごしてしまっているんだなー」
と改めて感じています。

ここのところハタサロ(畑で考え学ぶサロン)で野菜の種採りをする機会が度々あって、
収穫期を過ぎた野菜が、花を咲かせて種を作るまでの姿を畑でよく目にします。

(今、種採りまで行う農家さんはわずか・・・貴重な体験です)
そして、そんな野菜の意外な姿に毎回驚かされます。

収穫期を過ぎたレタスは黄色い花が咲く。そして長ネギ。

アンティークのドライフラワーみたい。

ハタサロでの種採りの様子。

 

 

 

 

 

 

 

 

そんなことから、先日カフェ・スローで行われた気になる写真展

『種から種へ 命つながるお野菜の一生』に行ってきました。

『私たちが目にしている野菜の姿は、どれも『命の途中のほんのひとコマ』
植物観察家・鈴木純さんの言葉に、「本当にそうだな」と改めて気づきを貰いました。

写真展と同名の本には、35種類の野菜の一生を追った6年間の記録が、図鑑のような写真と
観察日記で綴られています。

 

 

 

 

 

 

「これはどう育つんだろう?」という、鈴木さんが観察する目線が、本当に少年のよう。
素朴な疑問を、これだけとことん探求してしまう鈴木純さんに、思わずニヤリとしてしまいました。

野菜の知識はあまり…という読者の目線で書かれているので、ワクワクしながら読めて、
視野を広げてくれます。
子どもと一緒に読むのも、楽しいかもしれません。
本文中のコラムには、自然の営みの素晴らしさと、自然の営みを活かし共存しながら野菜作りを
している農家さんたち(地元相模原の農家さんも!)とのエピソードも綴られています。

 

忙しい現代。
目の前のことに追われて、『自然と共にある』ということを忘れてしまったり、見過ごして
しまったりしていないかしら?
人間の都合を優先させて、既に”在るもの”の力を妨げていやしないかしら?

*植物には、自身で種を作り、生命を繋ぐ力が備わっていること。
*土も、植物が多様にあれば、植物や『根』の力を活かすという自然の作用で豊かな土壌になる。
(私たちに見えない『根っこ』の力がとても大事で、『』のある場所が土の中で最も
肥沃な場所なのだそうです。)

 

最近の気づきや学びから、思ったこと。

『自然も・人も(子ども)・からだも同じ』

何か起きると、すぐに薬などに頼って対処してしまいがちな今の世の中。
もっと、既に備わっている能力、”在るもの”に光を当ててみてはどうだろう?

自然・子どもたち・私たちの体が、本来持っている力。

それを、活かし育んでいけたら。
それに気づく人が増えたら。
きっとこの世の中は豊かにめぐるんだろうなと思うのでした。

 

 

 

投稿者プロフィール

末田千鶴
末田千鶴
台所(食)から循環する暮らしをデザインする【 tane*to wa 】主宰。

日々の雑貨・小物デザイン&製作。
腸キッチン学アドバイザー。

自身や子どものアトピーやアレルギーをきっかけに、食のこと・体のこと
に関心を持ち、東洋医学や腸キッチン学を学ぶ。
「人が豊かに暮らすには?」を探求する中で、「土」や「日々の暮らし」の大切さに気づく。

キーワードは『台所』と『五感』
日々の暮らしでできることをモットーに、コツコツと
”自身の心と体。そして土を育む暮らし” の種を蒔きます。

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