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  • オーガニックな在り方デザイン・畑で考え学ぶサロンを通じて巡り逢った仲間たちが織りなす世界観

「自我」と「自己」の違いって知ってる?

みなさん、こんにちは。
梅雨もあけ、今からこんな暑くて大丈夫かな?という日々が続いていますね。

そんななか、私はarila!メンバーの AKIと、秋に控えた某大手食品メーカーでのマインドフルカフェの準備に余念がありません。
1.「私のストーリー」2.「私とあなたのストーリー」3.「私たちのストーリー」という3話構成からなるマインドフルカフェ(MFC)
MFCでは、1「私のストーリー」で自分史を軸にして「私が深まる」ことを狙いに、2「私とあなたのストーリー」3「私たちのストーリー」では「私が広がる」ことを狙いに組まれています。

1で最も大事になるのが「自我(アイデンティティ、Identity)とはなんだろう?」という問い。
このシンプルで、しかし深く難解な問いは、人類が存在するかぎり私たちが向き合いつづけていくであろうテーマでしょう。

また「自我」と同じような言葉に「自己(パーソナリティ、Personality)」がありますが、心理学的にいえば自我とは「自分が考える自分」であり、自己とは「他者との関係のなかにある自分」という違いがあるそうです。

紀元前6世紀に建立されたギリシャのアポロン宮殿には「汝自身を知れ」という有名な言葉が記されているそうですが、これはまさに「自我を知れ」という言葉の意味ですよね。
なお心理学的には「自我心理学」と「自己心理学」があり、自己心理学のほうが歴史が浅いそうですが、これは社会が発展するなかで他者との関係性がより問われるようになったからだと思います。

そう考えると、マインドフルカフェでいう 1,は「自我」へのアプローチ、2.と3.は「自己」へのアプローチを網羅しており、いずれにしても「自分自身の在り方」が明確になってくるプログラムなのです。

これまで日本の企業研修はリーダーシップやコミュニケーションなど、どちらかというとあるスキルをテーマにして、それを高めるものが主流でした。

それがいま、arila!が提唱する「在り方」のように概念的で抽象的なものが、時代や価値観の変容に従い、求められているのだということを肌で感じます。やっぱり「風の時代」が来てるんだと。

とはいえ、概念的で抽象的だからこそ、冒頭に述べたような「自我とは、自己とはなんだろう?」みたいな深淵な問いを考えてもらうためのアプローチが必要で、当然のごとくそれは難しい(笑)
どうすればそのような概念を、分かりやすく伝えるか、腑に落としてもらえるか。

日々日々自ら(おのずから)学び、実践していくことでしか、それはなし得ないと考えます。
ハードルは高いですが、豊かな在り方を確立するために、みなさんと一緒に走っていけたらと思っています。

自分史&マインドフルカフェ オフィシャルサイト

 

 

 

 

投稿者プロフィール

柳澤史樹
柳澤史樹
マインドフルカフェ®︎ ナビゲーター。
人の生きてきた軌跡である「自分史」を自らのライフワークとし、そのエッセンスを組織開発や人財開発に活かすために開発された学びのプログラム「マインドフルカフェ」ナビゲーター。
一般社団法人「自分史活用推進協議会」認定の自分史活用アドバイザーとして個人向けの自分史講座も開催しているほか、メディアなどでも執筆。
「自分史とは過去の振り返りだけではなく、現在の自分の座標と、未来への解像度をあげる最高のツールである」をモットーに活動中。

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