
意味を見出そうとしていた日々の先にあるもの
去年あたりから、「GO Travel」とか、「GO」が付くものが増えましたね。
「GO Organics」って、とってもベタなネーミングなのですが、6年前からオーガニック推進の活動をしています。
無農薬・無化学肥料でお米や野菜などをつくる家族経営のような小規模な農家さん達と、消費者の方々を繋ぐこと。
農業に関わり始めたきっかけは、3.11の震災です。
生き方を見直し、何を大切に生きて行きたいか、どんな人達と関わっていきたいか、模索する日々。
アジアへの移住も視野に入れ、訪れたタイ。
そこで出会ったタイ在住のスペンサーと、オーガニック事業をスタートするなんて全く考えてもいなかったけれど。
2014年にスペンサーがGO Organicsとして起業し、2015年にGO Organics Japanとして私も起業しました。
これまでの6年間で、いろんな農家さんに会うために足を運び、学び、チャレンジもして。
いつも考えていたことは、
「自分は何のためにやりたいのだろう」
「誰かの役に立てることはなんだろう」
「意味のあることをやろう」
何をやるにしても、意味や目的を考えていた日々。
いつしか、「意味」や「目的」ばかりを考えることを止めるようになりました。
毎日美味しいご飯をいただく時に、意味や目的なんて考えない。
お腹が空いたから食べるし、美味しいものを食べたいから食べる、誰かと食べたいから一緒に食べる。
本当にやりたいことや必要なことであれば、毎日の暮らしの中に、いつの間にかそれは存在する。
土を触ろう、種をまこう、野菜を作ろう、料理をしよう。
そういった事が特別ではなく、日常になることで、「あたりまえ」となっていく。
1人だったものが、大勢のあたりまえになり、次の世代へと自然に引き継がれる。
あたりまえになるまでには、1人の力だけでなく、共感する人達が集まることでスピードアップする。
だから、今日も、ベランダ菜園の野菜やハーブに水をやり、手入れをして。
農家さんの野菜で料理を楽しむ。
日々の積み重ねが、自分の在り方となるように。
投稿者プロフィール

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GO Organics Japan 代表
田中 美穂
香港・タイ・日本で活動する非営利団体「GO Organics Peace International」の日本拠点として、小規模農家によるサスティナブルな農業を広める活動をおこなっています。
日本拠点は、2015年5月に「GO Organics Japan(ゴーオーガニクスジャパン)」としてスタートし、無農薬・無化学肥料で農業を営む農家さん達と消費者を繋げる活動をしています。
また、農業ボランティアや農園運営での実践、シードマイスター、オーガニックコスメアドバイザー、フードコーディネーターの学びを通じて、種や土のこと、安心して使えるオーガニックコスメ、環境保全や健康に繋がる食材を使った料理など、日常の生活に取り入れてもらうための活動も広げています。
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