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憧れの人の働き方を真似たら苦しかった。私のペースを守るには?

妊娠出産を経て、もう一度動き出した時。

多くの情報が溢れている社会の中で、見失いがちなのが
自分自身が大切にしたい【ペース】だったと感じている。

自分の中で、これだというものを見つけた時。
すごく嬉しかった。

学びの先で出会った人。
憧れを抱いた人。
先に、実際に実績を積んでいる人達。

喜びと共に、目標が出来た時、行動へ移していく時に試行錯誤が始まっていった。

「私が、あんな風になる為にはどうしたらいい?」

そう考えていた時にもらったアドバイスは、成功している人を真似するという事だった。

守破離という言葉がある。

修業に際して、まずは師匠から教わった型を徹底的に「守る」ところから修業が始まる。
師匠の教えに従って修業・鍛錬を積みその型を身につけた者は、師匠の型はもちろん他流派の型なども含め
それらと自分とを照らし合わせて研究することにより、自分に合ったより良いと思われる型を
模索し試すことで既存の型を「破る」ことができるようになる。

(Wikipediaより引用)

まず、その人が上手くいっているやり方を徹底的に守って実践していく方法である。

私は、一時期その方法を信じて、行動していた。
それしか知らなかったからというのが一番の理由だった。
そうすれば、いずれそうなっていくとも考えていた。
この時点で、その中身は漠然としていたように思う。

実際に行動し始めても、自分のペースというのもあったので、がむしゃらというほどでもなかった。
それなりに、自分の大切にしたい事も優先していた。

そう、それなりという言葉がぴったりだったと思う。

けれど、思ったように、上手く進んでいないと感じるようになった。

大切にしたいものが、大切に出来ない時間が出来て、そう感じた時は悲しかったし
虚しさを感じる事があった。

そして、優先順位に違和感を感じる場面が少しづつ増えていった。

人のペースを何より信じていたからだったという事が理由だったと、今だからこそ分かる。

そういった行動の価値観を抱えていた時、3番目の子を授かった。

やりたいと思えるものだけを残して、仕事もプライベートで抱えていた事も手放した。
手元には、ロミロミだけ残した。

そして出産後に、もう一度、今までとは違った形を作りながら動き出したいと考えた時に出逢ったのが
「オーガニックな在り方講座」だった。

【オーガニックな在り方を見に纏う】ということ。

日常で、オーガニックな在り方を見つめて行く時間を持つ事で
他人のやり方や価値観に合わせる事は、無理を生じさせていく事なんだと
最近の私は感じている。

大切にしたい家族。
3人の子供達。

毎日手作りでご飯を作る余裕と
整えられた家。

出来ない事を嘆かず、自分を責めず足りている事を自覚できる心の余裕を持てる事。

これが、私には何より大切で、その価値観を大切にする在り方を選択していいという事に気づいたのだ。

個人で仕事をするからには、失敗してはいけない。
個人で仕事をするからには、実績を作らなければならない。
好きな事をするには、仕事も家事も育児も、きちんとしなければならない。

実は、〜しなければならない。
という想いを持ち過ぎている事に、今まで気づけなかった。
(少し気づいていたけれど、、、認めてもらいたいから、気づかないふりをしていたのかもしれない。)

どんなに、私を理解してくれる言葉をかけてくれても。
どんなに、私を応援してくれても。
相手の期待に応えるペースでは、疲弊してしまう。

応えられない自分に不甲斐なさを感じる事なんて、本当は必要なかった。

どんなに期待されようが
どんなに理解を示してくれたとしても
応えるのは、私のペースや、守りたい価値観という【在り方】でいい。

この想いを知る事が出来て、私は今、安心に包まれている。

いつでも【在り方】は自分自身で創っていくものだということを忘れずに。
大切に育んでいきたい。

今を大切に見つめる【在り方】を身に纏う事は
母から、自分へ戻る時間を始める時、きっと、その土台になってくれる。

投稿者プロフィール

安藤裕美
安藤裕美
東京・八王子にて自宅サロン「KOKO」を運営。
【アロマテラピー、ロミロミ、ホットストーン、バッチフラワーレメディ、頭蓋骨調整、整体、マタニティケア】
身体も思考のどちらも大切に、心地良さを感じる事を自分自身で選べるように、サポートしていく施術・セッションを提供中です。

2009年、2012年、2018年に助産院にて出産。
娘と息子2人の子育てとのライフワークバランスを大切にしながら活動しています。

長年の過敏性腸症候群を患った事をきっかけに、ココロと身体の繋がりを学び始めました。
自分の内側について考える時間、そして感じる時間。
自分自身に問う事こそが、最も大切な事だと実感しています。

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