
食事からいただく生命エネルギーを増やすには
ごあいさつ
はじめまして。
アーユルヴェーダサロン&コミュニティ Ayurvedic House Polaarisをして主宰しています、
オーナーセラピストのさえぐささちよです。
現在は吉祥寺と高尾のサロンにてアーユルヴェーダの薬草オイルケアを提供しています。
こちらでは、アーユルヴェーダのこと
というよりも、
暮らしの中にあるアーユルヴェーダ的なことを徒然と綴っていきたいと思っています。
こうすると良いよー。なんて具体的なことはあまり書かないかもしれません。
きっとこれを読んでくださっている皆さまの暮らしにも、同じようなことがちりばめられているかと思いますので、重ね合わせてエッセンスのように受け取ってもらえたらうれしいです。
そして
いつの間にか
オーガニックな美しさが内側からあふれ出てきたら大成功です。
もちろん、もうすでにあふれ出ている方も、益々あふれ出てしまうと思います。
お付き合いいただけましたら幸いです。
生命エネルギーをいただく
何年も前に、今は亡き佐藤初女さんにお会いして、初女さんの作られたお食事をいただいたことがあります。
初女さんがお料理されていた青森県の「森のイスキア」には、全国から人が訪れていたそうで、初女さんのお料理に沢山の方が癒されていたそうです。
わたしがお会いしたのはお料理教室でしたので、お米を研ぐところから調理まで、見せていただきました。
背中の曲がった小柄な愛らしいおばあちゃん、初女さん。
その時はもう90歳を超えていらっしゃいました。
お料理教室の場所は初女さんのホームグラウンドではなかったので、道具もすべてその場所で用意されたものばかり。
特別な道具ではなく、普通の鍋、普通の業務用の炊飯器を使います。
印象的だったことはたくさん。
野菜の切り方から、その場との意識の繋がり方、気の配り方など、
つたえきれません。
一つお伝えするとしたら、
お米を炊く段になって、最後に、お米がひたひたに浸かっている水の表面を
じっと見つめて、
ちょっとしたら、
ちょろっと
お水を足されたこと。
まるで炊飯器の中のお米と対話したような
それくらい自然な所作でした。
わたしはその頃、お蕎麦屋さんで調理の仕事をしていたので、大変感動して帰ってきました。
それから、わたしは、とにかく、お米を炊くことにより気をくばり、
「御飯がとっても美味しい」ことを大切にするようになりました。
精米してから研ぐまでの時間
水の出し方
水の注ぎ方
お米を研ぐときの手の使い方
研ぐ塩梅
などなど
とにかくお米に優しいことって?
を考えながら、やり方を考えてみました。
他にも、土鍋で炊いたり、精米機をお米に負担がかからないものを選んだり。
お米ひとつ炊くのにも、結構考えることがあるんです。
生命エネルギーは鮮度が大切
作る時食べる時の気持ちで生命エネルギーが変化する
月日は流れて、アーユルヴェーダのお仕事に関わらせてもらうようになり、講座などでお話させていただくとき、初女さんのことを思い出します。
食物の生命力をいただいて、わたしたちは生きています。
採れたての新鮮な野菜がピカピカで美味しいのは、生命エネルギーに溢れているから。
出来立てはあんなに美味しそうだったお料理が、作ってしばらく置いていると、その輝きがくすんで見えるのは、生命エネルギーが時間とともに減っていくから。
そして、
お料理をする人のアレやコレやによって、生命エネルギーの質も変わります。
いただくときの意識も同じく。
コンビニのおむすびでも、いただくときの意識いかんで、おむすびの生命エネルギーを良いものに変えられるのです。
どうですか?
渾身のお味噌汁とご飯を作りたくなったでしょう?
疲れている時はたくさん作らなくてよいから、
丁寧に出しをひいて
丁寧に野菜を切って
渾身の一杯を作ることをオススメします。
そして、ホワッとよそった炊き立てのご飯と一緒に、味わってみてくださいね。
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