オーガニック社食で働くヒトたち 「毎日同じ人に食事を作る」ことで育まれる感性 後編

オーガニック社食で働くヒトたち 「毎日同じ人に食事を作る」ことで育まれる感性 後編

elemental life & societyは働く方たちの本質的な健康を支え、環境負荷への配慮までをも見据える心ある企業様とタッグを組んで、オーガニックでサスティナブル な社員食堂の普及を一歩一歩進めています。 

今回お届けしているのは、入社まもない栄養士の女性の背景。前編では、幼少期はジャンクな食生活でもあったという彼女が栄養士になろうと思ったキッカケから、生き生きとした食育に触れ目覚めていくまでを綴りました。

食にまつわる仕事がいつまでもどこまでも、尊く、生き甲斐につながりますように、という願いを込めて、後編を続けます。

尚、お届けする記事中に本人の特定できる写真等の掲載は極力避けております、ご理解ご了承くださいませ。記事を読んでオーガニック社員食堂にご興味、ご関心を抱いていただくことがありましたら直接見学も受付ております

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本記事前編からお目通しください

■厨房というのは縁の下の力持ちでありながら、ものづくりや感性がたくさん詰まった私の居場所だと、そう感じています。

新卒で保育園に勤め、栄養士として味噌作りを食育教材に取り入れるなど積極的に活動した大竹菜月さん。ご自身の食育の原体験はどこにあるのでしょう?

「小学校の時に友だちのおばあちゃんが糠漬けを教えに来てくれたり、構内でお米屋さんと一緒に米を育ててみるとか、家では顆粒だしのお味噌汁でしたが、一方で学校がカリキュラムとして取り組む食育にかなり興味津々でした。

たとえクラスメイトが面倒くさがっていても私だけは積極的に関わっていた。学校教育の現場から受けた良い影響は計り知れないと実感します、小学校で食育に出会わなかったらここに繋がっていなかったなあ、と。」

そう振り返る大竹さん。保育園でひとしきり勤務した後、さらなる学びのために外食の世界に飛び出します。

「アレルギーを抱えた子どもたちにもっとバリエーション豊かな食事を提供したい、でも自分は調理の経験が浅かった。味がワンパターンになってしまうのがもどかしくって、調理の経験を積もうと思い立ちました。」

そうして外の世界に目を向けてみると実際に牛乳や卵を使わなくとも十分に美味しいメニューがたくさんあることにワクワクし、そういった調理法を学ぶことができるオーガニックレストランで仕事をスタート。

「ヴィーガンやオーガニックだけでなく、グルテンフリー、五葷(臭気の強い香味野菜のこと)を使わない料理、ハラルフードなどのベースの知識を得て色々な調理法を学べたことはとても大きな前進でした。」

一方で、そのような多様な調理法も、食事の制限がある方などに不足しがちな栄養素の代替案として提案するなど、栄養士目線でサポートしたい、と、そう思うようになっていったと言います。

「私はやはり栄養士、そして食育という観点からものづくりをしていきたいんだ、そう思うと改めて、私は縁の下の力持ちでありたいのだなあ、そうひしひしと感じている時に出会ったのがelsが運営するオーガニック社員食堂でした!」

そんな背景を携えて入社してくれた大竹さん。実際、お仕事はいかがですか?

「私が食の分野で居心地の良いのが厨房。その中でも給食や社食がなぜ自分の居場所だと感じるのかというとたぶん、毎日同じ人に食事を作る、という行為が自分の感性にマッチしているからなんだと思います。」

それって

「寄り添う料理」の姿。

つまり家庭の料理。

それが、自分に合っている、と、お気に入りの調味料を抱えながら語ってくれました。

Riceball.Networkではこれからもオーガニック社員食堂をはじめ食や農といった領域で生き生きと働く人をご紹介します。

■elsのオーガニック社食はこんなコンセプト

◎食べる人たちと同じ屋根の下にあるキッチンで

◎顔が見える農家さんから直接届いた野菜を丁寧に洗い

◎国内で生産された鮮度の良い素材をきちんと処理し

◎その日の朝にお出汁を引き、米を研いで炊飯し

◎食べる直前までの時間の中できちんと料理し、食卓を整える

私たちの考えるオーガニックとは、食べてくれる人と素材の間を有機的に繋ぐ「心」をさしています。素材から手をかけた手作りの料理を食べること、それは静かで確かな健康への近道です。

現在の社食、給食でのお困りごとなどもお気軽にお問い合わせください。

elemental life & society

企画・構成・文/塚本サイコ

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