
カヒミ カリィさん(ミュージシャン、フォトグラファー&文筆家)と 塚本サイコ(Riceball.Network 主宰 食の活動家&音楽家)との Brooklyn × Fujino「往復書簡」はじまります!
「色褪せぬこと、いつくしみ・手放すこと、いとおしみ」
なぜ ? あなたは いま あなた なのでしょう ?
なにを まもり なにを てばなして きたのでしょう ?
そして あなた と かぞく あなた の むすめ は
あなたが えがいて いたことを ゆうゆう と こえてやいませんか ?
こころから かなでたい おとは どんな おと ですか?
なぜ その おと を かなでたい の でしょう?
まもりつづけたい と ねがうことを もっと 慈しみたい
てばなしても いい と おもえることは 愛おしみ ながら てばなし
じゆうな こころで せっしたい
わたしは はは となって 10年とすこし そんな こころもちです
あなたは どうですか?
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Riceball.Networkを主宰している食の活動家 音楽家
Tiny Finger Pianinst 塚本サイコです。
いつも記事を読んでくださって有難うございます。
私のことはおそらくDESSERT COMPANY略してデザカン!とか、
daylight kitchenとかってカフェの店名とセットで覚えてくださっている方が多いことと存じます。それはとてもありがたいこと。
でも実は私自身は料理人ではなく料理を滅多にしないのです、と、突然の告白!?たぶん私は料理をする人と共にに仕事をし、共に在ることが好きでやっているのでしょう。勿論、その料理をするために絶対に欠かせない野菜、米、をはじめとした食材を担う農家さんたちをまず何よりも敬愛しながら。
なぜかというと、食は源だから、かな。
源を担える人 を 尊びたいし、純粋にとっても好きです。
さて。
そんな私のルーツは そう 音楽です。幼少期は音楽まみれな毎日で嫌気と閉塞感すら感じながらめちゃめちゃインナーワールドな世界に閉じこもっていました。二十代までのその鬱屈した閉じた世界観の扉を開いて「ぱあ〜っと」リアルでライブな日々に連れ出してくれたのも、そう、それも食だった、ということかな。1998年に突如、私は最初の店デザカンを創業し、カフェ女将道に突入したのです。
そこからdaylight kitchenまでの道のりは、知ってくれている人も多いかなと思いますが、連載の中でも綴られるかもしれません。
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その人は なぜ その人なのでしょう?
こんな哲学てきな問いが これからの時代に
とても大切なように思います。
根源、尊厳。その人、そのもの。ルーツ。個。そして個と個。
多様が尊重されながらも調和する社会の在り方。
小さな小さな単位でも、それが大事にされることで
とても暖かく安心する・・・。
哲学てきでありながらも、とてもシンプルなこの問いに
向き合うために誰か
しばらくお付き合いしてくれないかな?
って イメージした時
ふっと そのヒトのことが浮かんだ。
カヒミ カリィ
古くからの音楽仲間にして遅咲きの母友同士でもある
美しく愛すべきアーティスト。
でもなぜってそれは
にきたま
を手にした瞬間
その帯の言霊に触れた瞬間から
私の中に湧き出した感情でした。
「なぜ ? あなたは いま あなた なのでしょう ?」
さらに言うと、実は彼女は
昨年、デイライトキッチン
(渋谷桜丘で運営していたオーガニックカフェレトラン)
を手放した私に、時にメッセンジャーを通じて
時に顔を合わせて・・・・
寄り添ってくれたのでした。
何年も何年も逢っていなくとも、
通じ合うは、音友なり。
感謝しかない!
「色褪せぬこと、いつくしみ・手放すこと、いとおしみ」
カヒミ カリィとの往復書簡は 2020からの
事始めになるかと思います。
これまでの掲載
<私たち日本人は生活の中に自然のサークルを取り入れて、その中から心地よさを大切にしていると、感じます> カヒミ カリィ
https://riceball.network/?p=1171
「歌うように、奏でるように、食べる」塚本サイコ
https://riceball.network/?p=732