遠野からのエディブル通信 「わたしたちの街の“コミュニティ・カフェ”をつくろう」(3)「Commons Cafe」オープンしました!!

遠野からのエディブル通信 「わたしたちの街の“コミュニティ・カフェ”をつくろう」(3)「Commons Cafe」オープンしました!!

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予定より少しだけ遅くなりましたが、12月1日にカフェが無事にオープンしました。

 オープニングは、11時半。その時、急に外からファンファーレが鳴り響きました。みんなで一斉に外に出ると、お店の前には自治会の副会長さんが立っていて、トランペットを片手に「おめでとう!」。予想もしなかった歓待に、この数日、準備にかかりきりだったスタッフたちみんなの目頭が熱くなりました。

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 メニューは、週替わりで変えていきます。今週のランチプレートは、白菜を使ったロールキャベツをメインに、水菜のサラダ、ジャガイモの煮っ転がし、ホタテのソースのかかったお豆腐、赤カブのお漬物。そしてご飯とお味噌汁です。

 この数ヶ月間、メニューを考えながら、できるだけ近くで採れたお野菜を使いたい、できるだけ無農薬で、旬のものを、と理想を掲げて、少しずつ生産者さ んを訪ねてきました。応援してくれる農家さんたちが届けてくれる野菜に大いに助けられて、メニューが構成されていきます。

 『奇跡のリンゴ』で知られる木村秋則さんのお弟子さんである、自然栽培農家の佐々木悦雄さんは、リンゴ以外にも、自家用にお野菜もたくさん育てられていますが、それらのお野菜を「食べきれないから持って行って」とたくさん分けてくださいます。

 お豆腐は、徒歩5分のところにある『新里豆腐店』さんから購入します。こちら、昔ながらの手作りお豆腐屋さんで、国産大豆100%使用の安心なお豆腐屋さん。濃厚な出来立ての豆乳やおからも分けていただけて助かっています。そしてなにより、いつも大きな声のお母さんに元気をもらっています。

 なんて贅沢な食材たちでしょうか!生産者さんたちのことは、また後日、改めてまとめてお伝えしたいと思います。

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 お店でシェフを務める藤田紘子さん(おちょうさんと呼ばれています)は、この秋に大阪から移住してきた女性です。その前まで、純和食の料亭で働いていただけあって、手間暇を惜しまない丁寧なお料理が得意です。地元の食材、郷土料理、食文化を大切にし、今の食卓へつなげたいと奮闘しています。薬膳にも造詣が深く、食べ物を通して体を健康にする方法を提案できる人です。おちょうさんのことも、またじっくり次回以降に書きたいと思います。

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 さて今回、カフェのオープニングにあわせて、Next Commons Labスタッフの運営する「つくる大学」と共催で、イベントを企画したのでそちらのことを。

・つくる大学 tsukuru-univ.jp
・Next Commons Lab nextcommonslab.jp

 イベントは、「かぐれ展と冷えとりお話会」です。「かぐれ」は、かれこれ8年前に私が東京で立ち上げたセレクトショップなのですが、「自然と調和した心地よい暮らしを提案する」というコンセプトのもと、からだや心に働きかける衣類、生活道具を展開していました。
その「かぐれ」を遠野に呼んで、期間限定の展示販売会と、本格的な冬の生活で実践できる「冷えとりお話し会」を開催しました。

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 冷えは、上半身の体温よりも下半身の体温が低い状態のこと。自覚をしていないうちに、からだに冷えがたまっていることもあります。自己治癒力や免疫力が弱まる冷えはからだの不調につながる原因になります。

 「冷えとり」健康法は、本来自分のからだが持っている治癒、再生する力を、生活を工夫することによって取り戻していく方法です。東京よりも約10度気温の低い遠野だからこそ、冷えを取りのぞき、自分の内側に目を向け、対話するきっかけを、地元の人たちに紹介したいと思いました。

「かぐれ展と冷えとりお話会」 http://tsukuru-univ.jp/archives/315

 「かぐれ」も東北初上陸ということで、ネットで見ていたというお客様も来てくださったり、好反応が得られました。

 カフェは、たくさんの人とシェアしたい情報、知恵、いいものを紹介する発信地であり、遠野内外の人が交流できる場でありたいと思っています。これから、ライブラリーを設置し、本を通してコミュニケーションできる場も作る予定です。新しく遠野に移ってきた人たちと、古くからこの地に暮らす人たちとがともに活性しあい、場が醸成されていくことを期待しています。

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【遠野からのエディブル通信】
「わたしたちの街の“コミュニティ・カフェ”をつくろう」(1)
「わたしたちの街の“コミュニティ・カフェ”をつくろう」(2) 内装工事が進んでいます!

文・写真 : 渡辺敦子

atsukowatanabe_profile渡辺敦子

大学卒業後、栃木県益子町のギャラリー・カフェ「STARNET」にて、ものづくりと地産地消、循環型の暮らしを経験。このころ、オーガニックな暮らしとベジタリアンの食生活でアトピーを克服し、食と生活習慣の大切さを実感する。その後、(株)アーバンリサーチで、天然繊維の衣料とサスティナブルな生活雑貨を扱うブランド「かぐれ」を立ち上げ、日本の手仕事と、食を中心とした暮らしに関する分野で活動。 出産を機に、2015年7月から岩手県遠野市で暮らし始め、今年、遠野で始動する「Next Commons Lab」に参画している。

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