「藤野、エディブル・エディケーションの現場とそれぞれの繋がり」

「藤野、エディブル・エディケーションの現場とそれぞれの繋がり」

パーマーカルチャーセンタージャパン 2016年デザインコース体験記

 パーマーカルチャーセンタージャパン、デザインコースは毎年3月~12月まで毎月、土日に一泊二日宿泊での講座です。デザインコースのほかに実習コースがあります。パーマーカルチャーセンタージャパンの中心的な講座になり今年で18期、その歴史は日本のパーマーカルチャーの礎を築いたことは間違いありません。

パーマカルチャーセンタージャパンのガーデン

パーマカルチャーセンタージャパンのガーデン

 なぜ、僕がデザインコースの受講を決めたのか、それは2015年4月に藤野に移住したことと大きく関わりがあります。藤野への移住は娘の藤野シュタイナー学園への入学のためでした。

 パーマーカルチャーセンタージャパン(以下PCCJ)の存在は8年ほど前から知ってはいてパーマカルチャーに興味もあったので自分で本を読んだり、実践している方のフィールドに遊びに行ったりしながら少しずつ体験していましたが、なかなか日常の中では実践できずにいました。

 2015年1月にカルフォルニアのベイエリアを旅行し、バークレーでエディブ・ルスクールヤードを見学し、現地の食と都市、教育の関係を見たときに、やはり自分でなにか実践したいとの思いが強くなりました。

 カルフォルニアなどオーガニックが進んだ地域ではパーマカルチャーの他にシュタイナー教育に代表されるオルタナティブ教育も多くあります。パーマカルチャーとオルタナティブ教育が心地良いオーガニックタウンを自然に作り出しているのだと感じます。

 そのようなことを体現し、自分も、その中に入っていこうとPCCJの門をたたきました。

 今回この体験記は行ってみたいと考えているけど、いったいどんな所なの?と思っている方々へこんな所だったよ!ということをお伝えする体験記になります。講座の中身は濃く、とても一度で書ききれるものではありませんので、印象的な事だけをお伝えします。

 まず皆さん、講座を申し込む前に、ホームページをご覧になると思います。
古民家のようなところが会場だろうか?
代表の設楽清和さんはどんな人だろうか?

講座中の設楽代表

講座中の設楽代表

講座の料金が高いように感じるけど内容は大丈夫か?
1年近く期間が有るけどモチベーションが続き通えるのか?
とか、悩むかもしれません・・・僕も一緒でした。

 僕の場合は行ってみるとそんなことは全然心配無用だということがわかりました。代表の設楽さんは気さくな方で、施設は古民家ですが清潔に保たれています。そして、この古民家の施設そのものも学びの一つになります。(住まいや生活に必要なものはなにか?)座学が長いので、床座りになるので少々腰が疲れますが、心地良い場所です。

 ご飯は毎回2食付!施設のキッチンで作り、おいしいご飯が食べられます。

ある日の朝食(大皿で出てきたおかずやご飯を個人で取り分けます)

ある日の朝食(大皿で出てきたおかずやご飯を個人で取り分けます)

 さて、ではこのデザインコース、どんな方が講座を受けにくるのか?ですね。これは出会いなのでその時々だとおもいますが、設楽さん曰く昔は農業をやっている方が多かったようですが、ここ最近は様変わりし多様な分野の方が受講するようです。この18期も農家さんは25名中2人ほどで、あとはサラリーマンやOL、IT関連など様々です。これはパーマカルチャーの手法が他分野でも生かせると考えている方が多いという証拠かと思います。書店でも最近「システム思考」などの書籍をよく見かけますがパーマカルチャーがそういった思考と関連があるのはもちろん、自然のシステムを学ぶ中で自分の生活や仕事に生かせると皆さん考えるのでしょう。

講座中の様子、設楽さんがみんなに問いかけながら答えを導きます。

講座中の様子、設楽さんがみんなに問いかけながら答えを導きます。

 年齢も様々で男女比もほぼ半分です。遠いところだと岡山、石川、福島などから通う方もいます。

 2016年3月5日、第1回の講座が始まりました。この通年コースは毎月1回、第1週の土日を1泊の2日間で行われてきました。初回の講座から8ヶ月あまりを一緒に過ごしている仲間たちとの学びをこれからまたこの連載の中でも伝えていきます。設楽さん以外の講師の方も個性的な方が多いのも特徴ですので講座の内容や講師陣のこともお伝えできればと思います。

パーマカルチャーセンタージャパン ( http://pccj.jp )
所在地 : 〒252-0186 神奈川県相模原市緑区牧野1653
TEL : 0426-89-2088
FAX : 0426-89-2224
E-MAIL : info@pccj.jp

 
文 : 野崎正律
写真 : 多田雄司朗(パーマカルチャーデザインコース18期生)

 
nozakisan野崎正律(のざきまさとし)

株式会社el&s代表取締役 藤野在住
両親のルーツが藤野にあり、子供の頃から休みには藤野で遊び、育つ。
娘をシュタイナー学園に入学させるのを期に藤野へ移住。娘が4歳の頃より、妻と役割を入れ替え主夫業を担い、子どものアトピーを薬を使わずに治したいと考え、自然食、自然療法を学び、実践し、完治させる。そのことで、食べ物で体の中から変える大切さと、子供の教育の大切さを実感する。
現在、パーマカルチャーセンタージャパンのデザインコースを受講中。ルドルフ・シュタイナーの教育理論やバイオダイナミック農法を勉強中。藤野でパーマカルチャーとシュタイナーを繋げてオーガニックタウンにすることを使命として構想し、活動中。

Please follow and like us: